嫁と姑(母親)の間で、板挟みになって苦しんでいる旦那様へ向けた記事です。
嫁と姑(母親)の仲が悪く、どちらも自分に文句を言ってきて、困り果てている……。そんな旦那様は多いのではないでしょうか。
ではなぜ、あなたの嫁と母親は、仲良くできないのでしょうか?
それは、「仲良くなって欲しい」とあなたが思っているからです。
「いやいやいや、嫁と母親に仲良くしてもらいたいのは、当たり前でしょう!」という声が聞こえてきそうですが、原因はコレです(笑)
順を追って説明しますね。
姑と嫁は、上司と部下
そもそも、あなたと結婚した嫁と、あなたの母親である姑は、「家」という会社の部下と上司です。部下と上司の関係もいろいろあると思いますし、友達同士みたいな主従もあるでしょう。しかし、部下と上司という関係性に変わりはありません。
嫁は、あなたと結婚するためには、姑という上司が必ず付いてくる。それは受け入れるしかないので、仕方なく受け入れている状態なのです。
でも考えてみてください。仕事の上司であれば、仕事が終わって家に帰れば、上司の顔を見なくて済みます。が、嫁からすると、プライベートな空間でこそ、家という会社の上司と顔を合わせなければならないのです。
どれだけ精神的にキツイか、お分かりいただけますでしょうか?
「でもさ、結婚したんだから、俺の母親を受け入れるのはあたりまえでしょ?」
と思った、そこのアナタ!
その考えが、嫁姑問題を悪化させます。
あなたが、嫌いな上司と無理やり仲良くさせられそうになったら、どう感じるでしょうか?
「仕事だから仕方がない」と受け入れるかもしれませんね。嫁も、「旦那の母親だから仕方がない…」と最初は受け入れたかもしれません。でも、嫌なものは嫌なのです。嫌なことを我慢し、我慢に我慢を重ねた結果、感情が爆発して嫁姑問題に発展した……ということはないでしょうか?
嫁が爆発しようが、母親から愚痴られようが、あなたが全く気にならないのであれば、あなたの問題ではありません。その結果、離婚になろうが、実家と離縁しようが、なるようになれ、というのであれば、問題ないでしょう。
しかし、この記事を読んでくださっているということは、嫁と姑(母親)の関係をどうにかしたいと思ったんですよね?嫁に変わってもらいたい……、母親に変わってもらいたい……どうすれば、2人は仲良しに変わってくれるのだろう……?
しかし、人間、他人の言動を変えることはできません。気持ちなんてもってのほか。
「だったらどうしたら良いっていうんだよ!」
という感じですよね。
解決策は「仲良くない2人を認めること」
嫁姑問題を解決するためにあなたができることは、仲が良くない2人を、まずは認めることです。
嫁は、姑を嫌いなままで良いのです。
姑は、嫁の破天荒な言動を受け入れられないままで良いのです。
そう、あなたが思うことです。
「それじゃ本末転倒じゃん!仲良くなれなきゃ意味がない!」
と思うかもしれませんが、逆です。仲良くなれないのに、仲良くならなきゃいけないというプレッシャーを与えるから、火に油を注ぐ結果になるのです。
水と油を混ぜ合わせようとするから、混ざらなくてイライラするのです。最初から混ぜようとしなければ、イライラしないと思いませんか?だって、混ざらなくて当然ですから(笑)
「だって、母親は嫁を受け入れてるのに、嫁が母親を邪険にするんだよ……」
という場合は、あなたのお母さまが、嫁にとって有難迷惑な行動をしていることが多いです。「良かれと思って」は、あくまで「良かれと思って」であって、嫁にとって良いかどうかは、嫁が判断することです。嫁としては、お母様の「気持ち」に感謝することは必要ですが、お母様の「言動」を受け取るかどうかは、嫁が決めて良いのです。
それを、「せっかくの親切を受け取らない嫁が悪い」というように周りがジャッジしてしまうから、嫁が反発するのです。
あなたもジャッジしてしまっていませんか?
嫁の複雑な心境の謎を知りたい場合は、コチラの本をご一読いただけると嬉しいです(*˘人˘*)
もちろん、書かれている通りにしなければならないということはありません。そういうものなのか~と、頭の片隅にでも置いてもらえると、奥様のことをさらに客観的に見られるのではないでしょうか(*˘人˘*)
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