「姑が何度も家に訪問してくるから嫌!」というお悩みを解決するには、「なぜ家に何度も来られると困るのか」について、深く考えていくのが、遠回りのようで、実は近道だと思っています。
そもそも、姑が家に何度も訪問することを過干渉だと感じているということは、家に来られるのが嫌なんですよね?
では、なぜ家に来られるのが嫌なのか。考えて見ましょう。
- 汚い部屋を見られたくない
- 生活がだらしないと思われたくない
- 子どもがとられそう
- 旦那が取られそう
- いると家なのにくつろげない
- 気を使って疲れる
こんな感じの理由が思い浮かびますが、当てはまるものはありましたか?
今回は、この中の「子どもがとられそう」に焦点を当ててみたいと思います。
「子どもがとられそう」と思う本当の理由とは?
もし「子どもがとられそう」という気持ちがあるなら、さらに深掘りして「なぜ子どもが取られそうと思うの?」と考えてみましょう。
どんどん深掘りしていき、最終的な「最悪の事態」まで想像してみましょう。
実際に私の例で深掘りしていきます。どうやるかといいますと、自分にインタビューする感じです。
以下、私の脳内の会話です。
※今回は、子どもが主に乳幼児であることを想定しています。
――どうして「子どもが取られそう」と思うの?
なんだろう…「あまり他人に子どもを触らせたくない!」って思っちゃうのかな……?
――どうして「子どもを触らせたくない」の?
なんだろう……「赤ちゃんは私のものなのに!」って思うのかなぁ?
私が産んで、私が育ててる子なのに、私のものなのに触らないでよ!みたいな?
――どうして「私のモノ」と思うの?
え……いや、それは「私の子」だから…?
――「姑の孫」でもあるよね?
まぁ、それは確かに……。
――「旦那の子」でもあるし、「あなたの実母の孫」でもある。
自分が産んだ子だから、「私の一部」っていう感覚なのかな?
――子どもが赤ちゃんのときって、子どももお母さんも、そういう感覚があるのかもね。
数か月前まで、本当に一体だったからね。
――でも、今は別の存在だよ。赤ちゃんの方でも、ママといるときが一番安心するっていうのはあると思う。けど、別の存在。
確かに……。
もし、姑が赤ちゃんに危害を加えるような人だったら、守ってあげなければいけないけど、赤ちゃんの幸せを思ってやってくれてるなら、赤ちゃんが嫌がっていなければ良いのかもしれないね。
――そう、赤ちゃんの人生は、赤ちゃんのものだからね。
ただ、赤ちゃんが自分で選べるようになるまでは、親が責任を持たなきゃいけないよね。
――そう。だから、姑が危害を加える人なのかどうかを見極める必要はあるよね。
そうだね。
↑↑ 私の脳内ココまで ↑↑
「子どもを取られそう」への対策
赤ちゃんに対して、悪意があって傷つけるような姑は、ほぼいないんじゃないかと思います。たとえば、「あなたから赤ちゃんを奪おう」とする姑は仮にいたとしても、赤ちゃん本人を恨んで傷つけるような人は、なかなか想像できません。
なので、極端な話、あなたと赤ちゃんが切り離された(姑に奪われた)としても、赤ちゃん自身の身は安全と考えられるのではないでしょうか?
最悪の場合、あなたが育てなくても、姑が、姑なりの愛情を注いで育ててくれるはず。
そう考えると、赤ちゃんの身は保証されているのです。
母親であるあなたが必要ない、と言っているのではありません。実際に、母親から赤ちゃんを奪って自分が育てる!みたいな姑は、赤ちゃんの身体を傷つけないまでも、心は傷付けることになるでしょう。ここまでヒドイ姑の件は、ちゃんとした機関に相談した方が良いでしょう。
ここでは、母親として、過剰な心配をしていませんか?というニュアンスです。
赤ちゃんのうちは、赤ちゃんとお母さんは一体という感覚がありますが、あくまで子どもはあなたとは別の人間です。
考え方も違えば性格も違う、好みも、嫌だと感じることも、似ているところがあったとしても、別の人間なのです。
赤ちゃんのうちから、そこをあまり意識する必要はないかもしれませんが、もしかしたら「子どもが取られそう」と不安になっている方は、子どもは私の所有物!と思っている可能性はありませんか?
今は、あなたが守ってあげなければならない存在ですが、所有物ではありません。本人がばぁばと遊びたいなら、ばぁばと遊ばせてあげて良いのです。
あまりにも何度もで嫌になってしまうのも分かります。もし、子どもが嫌がっているのであれば、やめさせてあげなければいけないでしょう。でも、子どもがその瞬間を楽しんでいるのであれば、問題ないのではないでしょうか?
なんて言って、私も一人目の子が赤ちゃんの時は、「私のモノなのに!」という感覚が抜けませんでした。頭では分かっているけど、それでも「子どもが取られそう」という恐怖のようなものが、心の奥底にありました。
しかし、二人目、三人目と生まれると、「全員を私一人で幸せにするのは無理かも!」と思うように。手が足りないんですよね(^^;
いろいろ書いておいてなんですが、この心の葛藤は、時間が解決してくれるのを待つしかないのかもしれません。時間が経って子どもが会話できるようになると、「あぁ、一人の人間なんだなぁ」と認識できるようになります。
それまでは、下の記事などの方法でやり過ごし、時間が解決してくれるのを待つのもアリかなぁと感じます。

ここまで読んでくださってありがとうございました!
コメントを残す