人間性を高める

怒りが湧いたときの対処法

前回は、怒りの感情が湧く原因について、「自分自身が否定された」と感じた時に怒りが湧く、というお話をしました。

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今回は、怒りが湧いたときの対処法について、私なりの方法をお話させていただきます。

対処法とはずばり、怒りを感じた時には次の2つのことを思い出すこと。そして、今に焦点を当てることです。

「私の人格が否定されたわけではない」ということを思い出す

前回の記事で私は、ニンジンの切り方を姑に注意されてイラっとしたことについてお話しました。

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当時の私は、ニンジンの切り方を注意されただけで、「私という人間が否定された」と感じて、怒りという感情にまで発展していました。「悲しい」「残念」などの感情から「怒り」という感情になるまで、ほんの一瞬です。なので怒りを感じることは仕方がないのです。

問題は、怒りを感じたあと、どうするか

今回の例でいうと、私はあくまで「ニンジンの切り方」を注意されたわけであって、「私自身が否定された」わけではない、ということを思い出すことが有効です。私という人間そのものにダメ出しされたと感じたから、悲しくなり、泣きたくなり、そんな自分を守るために怒りという感情を出して戦おうとしているのです。

ここで、「あぁ、私ってダメなんだ…」と沈んでしまうばかりでは、生きていく元気がなくなってしまいますよね(^^; だったら怒りという強いエネルギーを使って戦ってやろう!というのが人間なのでしょう。

でも、戦う必要はありません。私自身を否定されたわけではなく、あくまで「ニンジンの切り方」を否定されたのです。だから、ニンジンの切り方をかえれば良いだけなのです。

そもそも、「私自身が否定された」という考えまで行かない、普通に切り方を注意されただけでムカつく!という方もいるでしょう。そういう方は、次のことを思い出してみてください。

相手の言動は、あくまでも「相手の固定観念」からの言動であることを思い出す

私の姑は、料理をきちんと習って来た人なので、ニンジンの正しい切り方を知っています。でも、「ニンジンの正しい切り方」って何…?と思うのは、料理が苦手な私だからなのでしょうか…?

家庭科の教科書としては、この切り方が正しい、というのはあるでしょう。ニンジンの正しい切り方という共通認識があるから、意思の疎通が簡単になる、ということもあります。

でも、あくまでそれは「大多数の日本人が正しいと思っていること」であって、人間全員がそれに従わなければならない、ということはありません。

「ニンジンは正しく切らなければならない」というのは、姑の固定観念であって、私には関係のない観念です。姑がニンジンを正しく切りたいならそうすれば良いけど、私がニンジンを教科書的に正しく切らなければいけない、という決まりはありません。

相手の言動はすべて、相手の固定観念から作られるものです。相手が信じているものが、言葉や行動に現れます。

姑は、「ニンジンは正しく切らなければならない」と思っているから、私のニンジンの切り方が気になる。

姑は、「子どもは9時に寝かせなければならない」と思っているから、10時まで子どもが寝ないとイライラする。

姑は、「母親は子どもに心配をかけてはならない」と思っているから、子どもに頭痛を訴えて休んでいる私を見ると怒りがこみ上げる。

これらはすべて、「姑がそう思っている」から気になるのであって、あなたが信じていることではありません。だから、ぶっちゃけ、姑の言葉に従わなくても良いのです。あなたが「違う」と思うなら。ニンジンを正しく切るかどうかは、姑の問題であって、私の問題ではないのです。

……というのが理屈ですが、なかなか姑の言葉に逆らうのは、精神的にキツイかと思いますので(笑) 行動は従ったとしても、「ああ、姑はこういう観念を持ってるのね」と心の中で分析してみましょう。そして心の中で唱えましょう。

私には関係ない。

ってね(笑)

今できることに集中する

上記二つの件を思い出したとしても、なかなかイライラが収まらないことはあるでしょう。もちろん、私もです(笑)

思い出すだけでイライラが簡単に収まるんだったら、地球上の誰もイライラしてないですよね(^^;

どうしてもイライラの方に感情が引っ張られる、ついついイライラすることを考えてしまう……

そういう時は、「今できること(行動)に集中する」のが一番です。あなたも経験があるかもしれませんが、作業に集中しているときって、余計なことを考える暇がないですよね。

手作業が一番いいとは思いますが、手作業じゃなくても、あなたが集中できることでOKです。それに集中していると、ハッと気づくと「あれ?なに考えてたんだっけ…?」となるでしょう。その後、再びイライラの原因を思い出すかもしれませんが、それはそれでOKです。ずっとイライラを引きずっているよりは、ほんの少しの時間でも、イライラしない時間を過ごすことが大切です。

それを繰り返すことで、そのうちイライラの原因すら思い出せなくなるかもしれません。まぁ、そんなに上手くいかなくても、「ちょっとイライラから離れる時間を作る」ことが大切だということを思い出してくださいね。

「怒りが湧いたときの対処法」に慣れてきたら、今度はぜひ怒りから自分の固定観念を知る方法に挑戦してみてください。

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今回の「怒りが湧いたときの対処法」も、何度も繰り返すことで怒りを感じる頻度が減ってくると思います。

ですが、次の「怒りから自分の固定観念を知る」に挑戦することで、さらに怒りの感情を感じる頻度が減ってくるはずです^_^

「一人でやるのは大変……(;´Д`)」という方は、お手伝いさせていただきますのでLINEからメッセージください(*˘人˘*)

ABOUT ME
あおいわし
旦那の実家の敷地内に家を建て、同居のような生活を送る三児のママです。心の葛藤→成長を繰り返し、今はいろいろありながらも、義両親とも仲良くやっています。この経験を活かし、今現在、嫁姑問題で悩んでいるお嫁さんのお手伝いをしたいと思い、ブログを書く日々です。