- 姑に嫌なことを言われた!された!
- 姑が過干渉で困る!
- 姑が子どもを甘やかしすぎて困る!
義両親の近くに住んでいると、このような問題は日常茶飯事ですよね。手伝ってくれて助かる部分もあるけれど、もう少しそっとしておいて欲しい…と思うことも。
無関心もちょっと辛いけど、過干渉はもっとつらい!
「どうして姑ってこうなんだろう…」と、困る気持ちが、そのうち怒りに変わっていく……。
そんなお嫁さんは多いのではないでしょうか。
そもそも「過干渉」とは?
「姑が過干渉なんです」とはよく聞きますが、では、過干渉とはどういった状態のことを言うのでしょうか?
感じ方は人それぞれ
たとえば、毎日「ご飯を食べに来たら?」と電話をしてくる姑。これは、過干渉だと感じますか?
姑の行動は同じでも、受け取る側の嫁が違えば感じ方もひとそれぞれ。過干渉だと感じる人と感じない人がいるはずです。人によって「過干渉」の範囲って違うんですよね。
姑が過干渉だと感じるときはどんなときでしょうか?
- 口出しをしてくるとき(料理のこと、夫婦中のこと、子どものこと、etc…)
- 手出ししてくるとき(料理を作って持ってくる、子どもや旦那のものを買ってくる、etc…)
- 何度も家に来るとき
- 何度も電話をしてくるとき etc…
世の中には、「一時間おきに電話してくる」等の、病的なまでの過干渉もあるかもしれません。しかし、たいていの場合は、お互いの感覚の違いから発生すると考えて良いでしょう。
できるだけ一人で過ごしたい嫁からすると、3日に1回の訪問も嫌!と思うでしょう。しかし、できるだけ嫁と仲良くなりたい姑からすると、3日に1回の訪問でも少ない方なのかもしれません。
自分が過干渉と感じる範囲を把握する必要がある
姑が過干渉で困るとき、まず初めにやるべきことは、「自分が何に対して困っているか」を分析することだと、私は考えています。
「過干渉」と一言で言いますが、いろんな過干渉がありますよね。
- 家事に口を出してくる。
- 旦那の生活について口を出してくる。
- 子どもにおもちゃを与えすぎて困っている。
- 子どもに食べさせたくないお菓子を大量に与えてしまう。
これらを一言にまとめると「過干渉」になりますが、実際はこのように、「されて困る行動」「言われて嫌なこと」などがあるはずです。
まずは、この「されて困る行動、言われて困る言葉」等を、自分でしっかり把握することから始めると良いでしょう。
どうしてそこから始めた方が良いのかというと、問題が具体的に分かっている方が、解決策を考えやすいからです。
大雑把に「過干渉」に対する対応策を考えるのは難しいと思いませんか?
たとえば、「過干渉過ぎます。改善してください」と姑に言ったとします。
姑は「私のどこが過干渉なの?」となりますよね。姑は、自分が過干渉だと思っていないから、その行動をずっと続けているのです。(中には、過干渉だと分かっていながら行動しているツワモノもいるかもしれませんが…)
私も姑に「しっかりした母親になれ」と言われたことがあり、「しっかりした母親ってどういう母親…?私のどこを見てしっかりしていないと思ったの……?」と、困り果てた経験があります。
ですが、「子どもにおもちゃを与えすぎないで欲しい」と伝えれば、「過干渉すぎを改善して」というよりは伝わるでしょう。
問題の渦中にいるときは、どうしても自分の感情に意識が向きがちです。「嫌だ」「なんでこうなるの!?」と怒りが湧いてきて、「姑が悪い!私は悪くない!」という感情ばかりがグルグルとするでしょう。
悲劇のヒロインに浸っていたい場合は、それも良いでしょう。かわいそうな自分を存分に楽しんでください。
でも、その状況を改善したい場合は、自分の感情ばかりに意識を向けるのではなく、「今、自分にできることは何か?」に意識を向けてみましょう。そのためには、「自分が何に困っているのか?」という原因を洗い出すと、今の自分にできることを探す気力が湧いてきます。
上記の例でいうと、「子どもにおもちゃを与えすぎる姑に困っている」ということに気づけば、
- おもちゃがありすぎることの有害性を姑に説明してみようか?
- 何かしら孫にしてあげたいのかもしれないから、今子どものために欲しいものをおねだりしてみようか?
- もらったって別に使わなきゃいけないってこともないんだから、押し入れにしまっちゃおうか?
- しまうところもなくて困っている。だったら壊れたことにして、誰かにあげちゃおうか?
など、対応策がいろいろ浮かんできます。
まずは、自分が何に対して困ってるのかを分析してみましょう(*^_^*)
どうして姑は過干渉なの?
では、どうして姑という生き物は、息子夫婦に対して過干渉になりがちなのでしょうか。
対応策を考えるには、まずは原因を突き止める必要があります。
良かれと思って vs 嫁が気に入らなくて
姑にもいろんなタイプがいると思うので、過干渉になってしまう原因も様々。もちろん、私たちは姑本人ではないので、実際のところはどういう心理で干渉してくるのか、本当のところは分かりません。
しかし、冷静になって考えを巡らせ、姑の気持ちになってみることで、分かってくることもあるでしょう。
そもそも、姑が「良かれと思って」干渉してくるのか、「嫁が気に入らなくて」干渉してくるのか、そこの見極めが必要かと思います。
良かれと思って過干渉になる姑
私の姑の場合は、そのほとんどが「良かれと思って」干渉してきていたパターンでした。
とはいえ、「良かれと思って」てもやってはいけないことって、ありますよね。善意からの行動だったらなんでも受け入れなければならない、ということもありません。
むしろ「良かれと思って」やっている方が厄介です。本人は悪気がないので、下手をすればこちらが悪者にされてしまう可能性もあります。お姑さんの性格によっては、嫁が余計なお世話だと思っているのに、「せっかくやってあげたのに、感謝しないなんて」というように、恩着せがましくなることもあるでしょう。
嫁が気に入らなくて過干渉になる姑
反対に「嫁が気に入らなくて」干渉してくる場合。
昼ドラの見すぎかもしれませんが、「息子を盗られた腹いせに…」「嫁を恨んで…」みたいな、とにかく嫁が気に入らない、嫁を排除したい!というお姑さんも、残念ながらいます。
こういうお姑さんの場合は、とにかく距離を置くことを考えた方が良いでしょう。できれば、関わらなくて良い環境を作るしかありません。相手に悪意がある場合は、こちらからはどうにかするのは難しいでしょう。
嫁が姑を嫌いな場合、なんでも「過干渉」に見える
ただし、注意していただきたいのは、嫁である私たち側が姑のことを嫌っていると、すべてがすべて悪意ある言動に見えてきてしまうということ。
世の中には「鏡の法則」というものがあるようで、私の目の前で起こることはすべて、私が原因である、というような考え方です。私が嫌っているから、姑も私を嫌っている、ということですね。それに気づかず、「姑は私に悪意を持っているから、距離をとるしかない!」と判断してしまった場合、余計に嫁姑問題をややこしくしてしまう可能性があります。
基本的には、姑は私たち若い夫婦、少なくとも夫である姑の息子のことを思い、良かれと思って干渉してきていると考えて良いでしょう。
その考え方で対策してみて、それでも、客観的にみても「いや、やっぱり私のこと敵だと思ってるよ、コレ…(;´Д`)」という場合は、距離を置くことを検討すると良いでしょう。
寂しい、かまって欲しい
中には姑の都合で、寂しいから、かまって欲しいから、とにかく関わろうとする姑もいます。残念ながら、姑自身が精神的に幼く、自立していない場合、過干渉になることがあります。
姑が過干渉だと感じたら、これを試してみよう
姑が過干渉で困ったときは、以下のことを試してみることをオススメします。
「困った」を具体的にして、具体的に話し合う
理想としては、お互いに話し合い、歩み寄るのが一番良いのではないかと思われます。
自分は一人で過ごすのが好きだから、訪問回数を減らして欲しい旨を伝える。姑が訪問している意図を確認し、その思いをないがしろにしない程度に、かつ自分が苦しくならない程度に、お互いが納得する訪問回数を相談して決める。
――なんて、理想中の理想ですので、なかなかできるものではないですよね。しかも、結婚したばかりのころなんて、「姑にこちらの意思を伝えるなんて無理!!」という方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も、自分の意志を表出するのが難しいと思うタイプでした。
もし、相談しようにも姑がまったくこちらの話に耳を傾けてくれない、というような方、
もしくは、自分の意志を伝えられない、とにかく我慢するしかない、意見を言うくらいなら我慢していた方がましだ、というような方には、以下のような方法もあります。
姑の成長を見守るつもりで接する
あなたはお子様が、「失敗する、大変な思いをする、ケガをする…」等、不利益を被ると分かっていて、あえて「本人がやりたいんだから、やらせてみよう」と、寛大な心で見守ることができますか?
できるのだとしたら、それは素晴らしいことです!私はついつい、子どもたちに口出しをしてしまいます。
「そんなことやったらケガするでしょう!」
「今宿題やらないと時間ないよ!?やっていかなきゃ先生に怒られるでしょ!?」
「お友達待ってるんだから、早く準備しなさい!!」
毎日毎日子どもたちに、子どもたちのためを思って(時には自分の都合で(^^;)手出し口出しをしています。悪い結果が待っていると分かっているのに、手出し口出ししないなんて、怖くてできないですよね…(-_-;)
もちろん、取り返しのつかない大けがや、大問題が起こりそうなら、それは止めてあげなければいけません。しかし、ちょっとしたミスや、いくらでもやり直せることにまで、手出し口出しってしてしまいますよね。
「デキる親」なら、「失敗してから手を貸せば良いから、とりあえず失敗させてみよう」と、失敗をさせてあげることができるのかもしれません。意外と難しいんですよね、見守るだけっていうのは。
もしかしたら、あなたのお姑さんが過干渉なのは、これと似た心境なのかもしれません。
もちろん、あなたも、姑の息子であるあなたのご主人も、もう立派な大人です。親に手出し口出しされなくても、自分で自分の尻ぬぐいくらいできます。っていうか、やらなきゃいけません。
でも、あなたのお姑さんは、そこを理解できていないのかもしれません。
「私が手を貸してあげないと、私の息子は、その家族は、大変なことになるかも!だからやってあげなきゃ!」みたいな。親心というやつですね。よく「子どもは、大人になっても子どもだよ~」なんて言いますが、その感覚なのかもしれません。
私たち嫁世代も、失敗する権利はあります。手を差し伸べてくれるのはありがたいですが、自分たちが好きなようにやって、失敗することで学ぶこともあります。そのあたりを理解していただけると、あまり干渉されたくない嫁としては、とてもありがたいですよね。
しかし、嫁側がそう思っていても、お姑さんは「ついつい手を貸してしまう」人なのです。
あなたがお子様に「ついつい手を貸してしまう」のと一緒で、あなたのお姑さんも、あなたたち夫婦に「ついつい手出し口出しをしてしまう」のです。
子どもに手出し口出ししないことの難しさを知っているあなたなら、ほんの少しなら姑の気持ちもお分かりいただけるのではないでしょうか?
そう、姑も、姑として未熟なのです。
あなたが嫁として未熟な自分を、姑に許してほしい、放っておいて欲しい、これから成長するんだから、黙って私たちの成長を見ていてよ!と思うのと同じです。姑も、姑として未熟な自分を、嫁であるあなたに許して欲しいと思っているのではないでしょうか。
なんて、そこまで考えてお嫁さんと接しているお姑さんが、世の中にどのくらいいるのかは・・・・・・あまりいなそうですが(^^;
何を言いたいかといいますと、姑も姑として未熟だから、あなたが姑を「姑として立派に育てる」つもりで接してみても良いのかもしれませんよ、ということです(笑)
世の中「姑が嫁を育てる」的な考えの方がすんなり受け入れられるかもしれません。ですが、姑だって姑1年生なんです。嫁としては20年以上やってきていますが、姑として生きている年数は、長くありません。もちろん、兄嫁などがいて、姑5年生くらいにはなっているかもしれません。それでも、姑10年以上のベテランのところに嫁に行く人は、そんなに多くはないでしょう。
それを、「私は嫁を20年以上やってきたのよ!あなたの先輩なのよ!」みたいな顔をしているから、私たち嫁も面白くないんですよね(笑) 少なくとも、私はそうでした(笑)
そんなお姑さんを、あなたが寛容な気持ちで多めに見てあげて、一緒に成長していく心づもりていれば、ある程度対等な関係になって自然とうまくいくのではないでしょうか^-^
人生をゲームだと考えてみる
それでも、どうしても姑の過干渉が受け入れられない!という場合は、人生をゲームとして考えてみることをオススメします。
どういうことかと言いますと、人間は輪廻転生を繰り返しており、過去世でのカルマを昇華するために今世を生きているのだと仮定します。
そうすると、たとえば、こちらの意見に耳を傾けてくれないお姑さんだった場合、「これは過去生からの課題なのかもしれない」と考えます。そして「この課題をクリアするためには…?」と考えるわけです。
もちろん、答えはやってみないと分からないので、いろいろ挑戦と失敗を繰り返してみる必要があります。
あなたの性格からすると、どんどん険悪なムードになり絶縁!というbadエンドが見えるとします。あなたがそうしたいなら、そうすれば良いのですが、もしかしたらそれは、過去世から繰り返してきた良くないパターンで、今世はその悪しきパターンを見直したいがために生まれてきたのかもしれません。
逆に、過去世では姑の言いなりになってきたため、今世では自分の意見もしっかり伝え、お互いにwin-winの関係を作るために生まれてきたのかもしれません。
これは、占い師さんにでも相談しないと過去世なんて分からないので、想像で全然OKです。「こうかもしれないから、この課題をクリアするためには、こうしたら良いのかも…?」と考え、ゲームをクリアするような感覚で、自分の人生に立ち向かって行けたら、どんどん道が開けてくるはずです。
まとめ:まずはあなたが精神的に自立しよう!
姑が過干渉な場合の理由と対処法についてお話しました。
嫁も姑も、お互いが精神的に自立していれば、嫁姑問題は起こり得ません。本当は、姑の方が長く生きているのですから、姑が精神的に自立していてくれれば、過干渉なんて起こらないはずなのですが…そうも言っていられないのが現状です。
そんな場合は、まずはあなたが精神的に自立し、姑の過干渉をものともしない精神を手に入れましょう。そうすることで、過干渉だろうがなんだろうが、あなたの幸せはゆるぎないものになります(*˘人˘*)
精神的に自立すること、魂を成長させることのメリットを、下記の記事で紹介しています(*^_^*)