最近「ぶらさがりマインド」という言葉を知りました。
どういう意味かというと、
・誰か私を幸せにしてくれないかなぁ?
・誰か良い仕事紹介してくれないかなぁ?
・誰かがビジネスチャンスを運んできてくれないかなぁ?
・誰か私の良いところを見つけて、広めてくれないかなぁ?
という感じに、誰かが何かをしてくれるのを常に待っている・望んでいる状態、誰かに精神的に依存しているような状態のこと
を言うのだそうです。
この言葉を知ったとき、「私、完全にコレだよ、コレ!!」と思いました(笑)
好きなことをやっているときや気分の良いときは、割と「自分でなんとかしよう!」という気持ちでいるのですが、落ち込んだ時や好きなことをする時間がなくてイライラしているとき、そういうときは、「誰かなんとかしてよ!!」と考えてしまいます。
ただ、このぶらさがりマインドを持ったままでいると、残念な結果しか生まれないことを、私は身をもって体験してきました。私のぶらさがりマインド実例をもとに、ぶらさがりマインドの弊害やそこから抜け出す方法について、シェアしたいと思います(*’ω’*)
あおいわしのぶらさがりマインド実例
私、あおいわしの、これまでのぶらさがりマインドの実例を、お恥ずかしながらご紹介です。
誰か私に声かけてくれないかなぁ?
私は、いわゆる外ヅラが良いタイプです。反面、人付き合いにとても苦手意識を持っており、自分から話しかけることができません。
年齢を重ねるごとに、おばちゃん化しているようで、若いころよりは気兼ねなく人と話すことができるようにはなってきました。しかし、それは「その場限りと分かっている場合」と、「相手もおばちゃんで、無礼も忘れてくれそうな場合」に限られます。これからも付き合いが続く、職場やママ友、旦那の親戚の場合は、なかなか難しいですね。
旦那が幸せにしてくれないかなぁ?
私たち夫婦は、結婚式をしていません。いろいろな事情が重なって「子どもが少し大きくなったらやろう」ということにしていました。私は、もう少し若いころは「どうしても結婚式がしたい!」と思っていましたが、「結婚式の準備は面倒」とも思っていました。
そんな私は、「旦那が結婚式やろう!って言い出して、さらに準備までしてくれないかなぁ?」と思い始めたのです(笑)いわゆる、サプライズで結婚式を準備してくれないだろうか?と。旦那が結婚式を手配してくれれば、私は幸せになれるのだ、と思っていました。
今思えば、ほぼ確実にそんなことあり得ないのは分かっています。が、当時は本気でそう考えていました(笑)しかし、何年待ってもその妄想は実行されず。
終いには、「なんで結婚式やろうって言ってくれないの!?」と逆切れしたりしていました……。恐ろしい嫁……(笑)
誰か稼がせてくれないかなぁ?
フルタイムで仕事をしていた私ですが、本業をやめたい!と思ったことが何度かあります。それは、自分が自由に使える時間がなかったり、子どもたちの行事のために休みたいのに言い出しにくかったり……理由はいろいろありますが、「とにかくお金があれば、本業をやめられるのに!」と思っていました。
そこで、ネットビジネスの世界に飛び込んだのですが、そこでもぶらさがりマインドを発揮。「誰でも簡単に稼げる!」「ほったらかしで月収〇万円!」という広告にばかり目がいって、そういう情報ばかり追い求め、結果的には100万円以上損をしました。
詐欺情報のみならず、本当に「やれば稼げる」情報に行き当たったとしても、ぶらさがりマインドのままでは1円も稼げなかっただろうことが、今なら分かりますが……。
ぶらさがりマインドの弊害
これまで、上記のようなぶらさがりマインドを持っていた私。これまでの経験から、ぶらさがりマインドの弊害をシェアします。
幸せになれない
良く考えれば当たり前の話ですが、「誰かが何かしてくれたら、私は幸せになれる」という考えは、つまりは「私は自分の力では幸せになれない」ということ。上記の結婚式の話でいうと、「私は、旦那が結婚式を準備してくれないから不幸だ」と思っていたわけです。
でも客観的に考えれば、「結婚式やりたいなら、自分で準備すればできるんじゃない?」と思いますよね?ただ、当時の私は、「結婚式がやりたい」のではなく、『旦那が』『結婚式を準備してくれる』のが幸せだと考えていたのです。「私のために動いてくれる旦那」というのが。
さらに言うと「周りの人が、私を主役にまつり上げてくれれば、私は幸せになれる」というような感覚でいたのだと思います。結婚式がやりたかったのも、「結婚式というのは、花嫁である私が主役になれるから」やりたかったんだなぁと、今振り返ると分かります。
でも、さすがに優しい私の旦那でも、そこまで私に尽くしてはくれませんでした(笑) 旦那からすれば、「結婚式をやりたいのはあんたでしょ!?なんでオレが!?」ってな話ですよね。
「誰かが何かしてくれたら、私は幸せになれる」というマインドでいたときは、本当に苦しかったです(;´Д`)
ぶらさがりマインドから抜け出すと、どうなれるの?
では、ぶらさがりマインドから抜け出すことができた場合は、どのようになれるのか、シェアさせていただきます(*’ω’*)
自分の力で幸せになれる
「〇〇がコレをしてくれないから、私は不幸」というような、誰かが何かをしてくれないからダメ、という思考から抜け出すと、「自分の人生、自分でどうにかできる!」という思考になるわけですから、自分でどうにかできるわけです(笑)
誰かが何かをしてくれなくても、自分が何かをすれば幸せになれる。ってことは、自分で自分の幸せをコントロールできるんですね。
感情のコントロールがしやすくなる
「〇〇さんがこれをしてくれないからダメなんだ!」という思考のときは、〇〇さんがどうにかしてくれないと、自分の感情も収まりませんでしたが、〇〇さんが関係なくなると自分で自分の機嫌を取れるようになります。
って言っても、少しは落ち込んだり、凹んだり、いろいろありますよ?毎瞬良い気分でいることは、さすがに難しいです。
でも、他人のせいにしていた時よりは、断然復活が早いですし、「よし、そろそろ復活するか!」と、自分の感情を自分で決められるようになります。
知ってました?感情って「選ぶ」んですって。勝手に湧いてくるものだと思っていましたが、もちろん湧いてきますが、湧いたあとは自分で選べるんですって。これを習得できれば怖いものなしですね( *´艸`)
ぶらさがりマインドから抜け出すには?
ぶらさがりマインドで成り立っていた私が、そこから抜け出した方法について、シェアします(*’ω’*)
自分で考える
自分がどうしたら幸せなのか、自分で考えました。って当たり前と思う方もいるかもしれませんが(笑)
でもね、幸せの条件って、人それぞれなんですよね。
私は、数か月間、仕事をしないで専業主婦のような生活をしていた時期がありました。その時期を過ごして思ったんです。「私に専業主婦は無理!!」ってね。
家事が好きじゃない、料理なんてできればしたくない、子どもたちはかわいいけどお世話するのはそんなに好きじゃない、それよりも自分が楽しいと思うことをやりたい!みたいな(^^; そんな私が専業主婦をできるわけもなく…。楽しいと感じる仕事をしている現在、とても幸せです。
でも、「パートで働いて、子どもたちが帰ってくるころには家にいるのが最高の幸せ!」という人もいるし、「全く働きたくない!家で家事をやっていたい!」という人もいる。「仕事は何でも良いけど、とりあえず休日にテニスをやれれば幸せ♪」という人もいるでしょう。
旦那の稼ぎが良くて専業主婦で、子どもが3人いてお昼はママ友とランチ三昧…
これが果たしてあなたの幸せになるのか…?今までの、よく言われていた「幸せな家族像」を目指すのではなく、自分自身の本当の幸せは何なのか?を把握するところから始めると良いでしょう。
自分から行動する
自分がどうしたら幸せになれるのか分かったら、自分から行動する。
私の例のように、結婚式を開いてくれるのを待っているだけでは、いつまでも結婚式は開かれません。本当に結婚式をやりたいなら、自分が企画するのです。これをするのが幸せ♪ということを、自分からやるのです。
「旦那が結婚式を開いてくれる、というのが幸せなんです」というのは、偽りの幸せです。
いえ、実際に開いてくれれば幸せでしょう。でも、待てど暮らせど結婚式を開いてくれない旦那を、それでも「開いてくれないかな~」と待っていることの、どこが幸せなのでしょうか?それは、本当に結婚式がしたいのでしょうか?きっと、待っている間イライラしているでしょう。
そんなの待っていないで、今すぐ、自分の気分が良くなる行動をとりましょう。本当に結婚式がしたいなら、まずは式場を検索してみる、パンフレットをもらってくる…最初の一歩を踏み出すのです。
「旦那がやってくれなきゃ意味がない!」と思っているあなたは、当時の私と同じように、ただただ旦那に構ってもらいたい、愛情を確認したいだけなのだと思います。
始めの一歩を踏み出し、さらに一歩ずつ進めば、いずれは目的地にたどり着きます。
自分のことは自分で責任を取る
自分の行動の責任を自分で取る。それは当たり前のようですが、意外と難しいんですよね。
私の例でいうと、結婚式をしなかったのは、私と旦那とで相談して決めたこと。なのに、気分が落ち込んでいるときは「だって、旦那がそういうから…」と相手のせいにしてしまうことが多々ありました。これでは、いつまでたってもぶらさがりマインドのまま。自分の人生に責任を持たず、旦那が悪い、姑が悪い、実の母親が悪い……誰かのせいにして生きるのは、完全なるぶらさがりマインドです。
せっかく一人の人間として生まれてきたのです。自分の人生を自分の足で歩んでいきませんか?
自分の人生、自分で責任を取ろう
以上、ぶらさがりマインドについて、私の経験を踏まえてお話しました。
いくら人のせいにしても、あなたの人生はあなたのものでしかありません。最後に決断するのは自分しかいないのです。
他人に流されたにしても、最後に決めたのは自分なのです。