人間性を高める

つらい過去を思い出してしまう!悲劇のヒロインを卒業する方法

つらい過去を思い出してしまう|あおいわし
あおいわし

つらかった過去が過ぎ去り、今は幸せ!
だけどたまに、なぜか、つらかった過去の自分に囚われてしまう…。
ふとした瞬間に、私をイジメてたアイツを思い出して、気持ちが沈む…。
アイツが私をいじめたせいで、今も私はこんなに苦しいのに、アイツは何でもなかったような顔して生きていて、頭にくる!

…そんなことを考えてしまうこと、ありませんか?そんなあなたにお届けします(˘人˘)

過去にすごくつらい体験をしたり、嫌な思いをしたり…
そんなこんなを乗り越えて、今は幸せに暮らしている。

でも、ふとした瞬間に、当時のつらかった出来事や、嫌だったことなどを思い出して、気持ちが沈んでしまうこと、ありますよね。

「思い出したくなくても、なぜか浮かんでくる」

「今幸せならそれで良い。頭ではそう考えるんだけど…」

そんな気持ち、とても良く分かります(;´Д`)

ではなぜ、わざわざつらかった過去を思い出して、嫌な気持ちを繰り返し味わってしまうのでしょうか?

その理由と、どうしたらその負のループから抜け出せるのかについてお話します(*^_^*)

過去を思い出して、嫌な気持ちを繰り返し味わってしまう理由

苦しいのは、過去に焦点を当てているから

「今は問題ないんだったら、別に過去は気にしなくて良いじゃん?」

お友達の悩みを聞いたときって、このように言ってしまうと思います。今が良いならそれで良いじゃん、と。

しかし、果たしてそれが自分の問題だったとしても、そう言えるのでしょうか?

誰もが、客観的には「過去のことは水に流して、今を生きれば良いんだよ」と言えます。しかし、問題にとらわれてしまっているとき、自分が実際に過去の嫌な思い出を思い出して気分が悪くなっているときは、なかなか「過去は過去、今は今」と思えないのではないでしょうか?

過去の出来事なのに、今つらく感じるのは、過去に焦点を当てているからです。

出来事は過去のことですが、今、それを思い出して追体験することで、感情は今、その過去のつらかった当時のものになっているのです。

さらに言うと、その過去にマイナスの意味づけをしているからということになります。

どうしてつらい過去に焦点を当ててしまうの?

では、どうしてつらくて思い出したくもない過去なのに、わざわざ焦点を当ててしまうのでしょうか?

それは、「過去」から「今」が作られていると思っているからです。

過去から今が作られているなんて、当たり前のことじゃん?と思ったでしょうか。

過去に勉強をがんばった自分がいるから、今大学に入ることができている。

過去に母親に料理を教えてもらったから、今、難なく料理をすることができている。

この時間の流れは当然のことのように思いますよね。

では、例えば以下の場合はどうでしょうか――

過去、姑に「あなたは子どもを虐待をしてる」と言われてショックを受けた。だから、今もたまに思い出して悲しくなる。

これは、あなたにとっては事実かもしれません。当時は愛情たっぷりに子どもを育てていたのに「虐待をしている」と言われ、「私のどこがいけなかったの?」とショックを受けたことでしょう。

過去→今 と時間が流れているとすると、いわゆるトラウマとなって何度もフラッシュバックすることがあるでしょう。

しかし、例えば今」から「過去」に時間が流れていると考えてみると、違った風に見えてきます。

姑に「あなたは虐待をしている」と言われてショックを受けた過去がある。それは事実。
だけど、今の私は、当時姑に言われたことをきっかけに「虐待かどうかの境目ってなんだろう?」と真剣に考えるようになり、今では虐待についての相談を受けるまでに「虐待のエキスパート」になることができた。

なんていうストーリーはちょっと大げさですが…(^^;

何が言いたいかといいますと、過去の出来事は、今のあなた次第でどうとでも意味づけができるということです。

過去がつらかったのは事実でしょう。しかし、今つらく感じているのは、その過去があったからではなく、今、その過去に「つらい」という意味を付けているからなのですね。

つらい状態でいることにもメリットがある

ではなぜ、わざわざつらい状態を保とうとするかというと、つらい状態でいることにもメリットがあるからです。

そのメリットとは、変化しなくても良いということです。

人間は、変化を億劫と感じる生き物です。できれば変化したくない、安定した環境に身を置きたい。

そんな人間ですが、今までつらい状況だった人にとっては、「幸せな状況」になるためには変化しないとなれないのです。変化するのは労力がいりますし、もしかしたら幸せな状況になるどころか、さらにつらい状況になるかもしれない…。だったら今のままのほうがマシかも…。

そう考えてしまうんですね。もちろん、頭では考えていないかもしれませんが、あなたの潜在意識はそう思っています。

また、つらい状況でいることで、誰かが同情して優しい言葉をかけてくれるかもしれませんし、「つらい状況だったんだから、私はスネてても良いよね?」と、スネる口実に使えるかもしれません。自分が機嫌が悪いのは姑のせいであって、私のせいじゃないと、言い訳にも使えます。

過去こんなにつらい思いをしたから、今もつらいんだ、と思いたいんですね。

今この瞬間から幸せになる方法

では、今この瞬間から幸せになることを選択するには、どうしたら良いのでしょうか?

変化を恐れない

まずは、大前提として、自分自身が変わることを恐れていては、何も始まりません。

今までの自分がどうだったか、ではなく、これからの自分はどうなりたいかに着目しましょう。

「私はもともと根暗だから、みんなの前で発言できないのは仕方がない」

そう考えて、みんなの前で発言できない自分のままで良いのであれば、構いません。でも、そんな自分が許せなくて、根暗だとからかわれた過去がつらいのであれば、変化することを選びましょう。

明るいキャラになれと言うのではありません。変えられるのであれば性格を変えるのもアリですが、そうではなくても、「根暗が悪いわけではない」と心から納得でき「根暗な部分も愛せる」自分に変化すれば良いのです。

過去への意味付けは選択できると知る

過去は事実として存在しているだけで、そこに意味を付けているのは今の自分である、ということを知ってください。そして、過去への意味付けは、今からでも選択できるのです。

私は、職場でショックな出来事があり、仕事に行けなくなって適応障害と診断されました。その結果、その仕事を続けることができなくなりました。

私は、「この出来事のせいで仕事に行けなくなり、給料が減って生活が苦しくなった」と解釈して、当時関わった人を恨み続けることもできます。

でも、「この出来事のおかげで新しい職業に就くことができ、給料は減ったけど世界が広がった」と解釈することも可能なのです。

起こったことは、ショックな出来事だったことに変わりはありませんが、ショックな出来事があった、「だから」不幸だと考えるのか、ショックな出来事があった、「けれども」幸せになったと考えるのか、それは、今のあなたが決めて良いことなのです。

「私は幸せだ」と決める

今の自分の状態を自分で決める、選択する。

「今私は幸せだ」と決めると、幸せである理由がみつかります。

「今、私はつらいんだ」と決めているので、私がつらい理由がたくさん見つかるのです。

「高校に入る」と決めるから、嫌いでも試験のために勉強をがんばります。でも、「高校に入るかどうか分からない、中卒でも良いかな?」と思っているときに、試験勉強なんてしたくないですよね?

どっちつかずだから、幸せな自分も、不幸な自分も、どちらも頭に浮かぶのです。

幸せだと決め、私は幸せにしかなれないと思えば、幸せな出来事しか目に入らなくなります。

「今の自分」を満たす

「理屈は分かる。だけどつらい気持ちが湧いてきちゃってしょうがないの!」という場合もありますよね。私もしょっちゅうです(笑)

そんなときは、とにかくやりたいことをやる。今に集中する。眠ければ寝て、ダイエット中だけど食べたければ少し食べて、トイレに行きたければ我慢せずに行って…そんな、本当にささいなことで良いんです。まずはそこからやってみると良いでしょう。

今まで「つらい」と決めていたツケみたいなものが残っているので、現実としてはなかなか「幸せ」が見えてこないかもしれません。しかし、この「幸せを決める」ことを続けて、幸せである理由を探し続けることで、つらいと決めていたツケを払い終われば「幸せ」が自然と見えてくるようになります。

まとめ:どうせなら良い意味をつけて、自分に都合の良い人生にしよう!

つらい過去にひたることは、悪いとは思いません。そういう時期も必要ですし、しっかり向き合っておかないと、あとでぶり返すこともあるかもしれません。

でも私は、ずっとそれを繰り返すことは、ある意味甘えだと思っています。ちょっとキツめに言うと、「こんなにつらい過去があるんだから、悲劇のヒロインから抜け出せなくても仕方がないよね?」と、変化を恐れて行動しない自分を正当化しているとうことです。

何を信じるのも自由なこの地球。せっかくなら、自分のつらかった過去にも良い意味を付けて、自分に都合の良い人生を歩んでいきましょう(*´ω`*)

ABOUT ME
あおいわし
旦那の実家の敷地内に家を建て、同居のような生活を送る三児のママです。心の葛藤→成長を繰り返し、今はいろいろありながらも、義両親とも仲良くやっています。この経験を活かし、今現在、嫁姑問題で悩んでいるお嫁さんのお手伝いをしたいと思い、ブログを書く日々です。