・姑が大嫌い!
・嫌いと言うわけではないけど、できれば離れていたい…。
・優しくて良いお姑さんなのに、なぜか拒否したくなる!
というお嫁さんは多いのではないでしょうか。
ではなぜ、姑のことが嫌いになってしまうのでしょうか?
嫁姑問題を克服した敷地内同居10年の嫁が、個人的視点から解説します。
姑が子離れできていない
まずは、姑が子離れできていないから。「息子かわいい!」という気持ちが前面に出てしまう姑に、嫁は引いてしまいます。
なぜ「子離れできていない」と嫌なの?
ではなぜ、姑が子離れできていないと、私たち嫁は姑を嫌いになってしまうのでしょうか?
旦那が「姑のもの」のような気がしてしまう
子離れできていない姑というのは、あなたの旦那様に対してせっせと世話を焼いてあげたり、物を買ってあげたりしているのではないでしょうか?妻である自分がいるのに、旦那の世話を焼くのが姑というのは、妻としては気に入らないですよね。
また、いつも旦那様のそばにいて、2人で何やらやっていると、旦那様がマザコンに見えてきたりもしませんか?
「もしかして、いざというときに旦那は、私よりも姑を選ぶのでは…?」という不安がよぎることがあるのではないでしょうか?
もしかしたら、あなたは姑に嫉妬しているのかもしれません。
「立派な大人」として認めて欲しい
子離れできていない姑は、往々にして子どもである旦那様を「自分が保護してあげなければならない子ども」という認識が抜けきらない方もいます。
旦那様と結婚したあなたからすると、立派な大人なんだから…と思うでしょう。しかし、姑からすると、子どものころも知っている分、子ども扱いしてしまうこともあるのでしょう。自分たちが、「大人として認めてもらえていない」気がしてしまうのではないでしょうか?
過干渉になりがち
姑が子離れできていないと、姑が過干渉になりがちです。息子のことが可愛くてかわいくて、構いたいのでしょう。こちらの迷惑を考えずに、嫁や孫のことを考えずに、自分の息子に愛情を注ぎ続ける姑もいるようです。
息子しか見えていないので、とうぜん、嫁の気持ちはお構いなし。それでは嫌いになるのも無理はありません。
姑が子離れできていないときの対処法
それでは、姑が子離れできていないときにはどうすれば良いのか、見ていきたいと思います。
姑への嫉妬が原因の場合
「私は姑に嫉妬していたのか!」と認めることで、少し気持ちが楽になると思います。すぐに楽にならなくても、そのうちスッと嫉妬の感情がなくなっていくはずです。
旦那様と過ごした時間の長さは、姑の方が長いのは当たり前ですが、そこにも嫉妬してしまったりしませんか?「自分は姑よりも劣っている」という感情も、もしかしたらどこかにあるのかもしれません。勝ち負けじゃないのは、頭では分かっているけど、どうしても比べてしまう。そういうことってありますよね。
もし劣っていると感じているとしたら、一部ではそうかもしれませんが、別の視点から見ると勝っていることもあります。どの方向から見るかによって、劣っている・勝っているは変わるのです。
二つの点A・Bを、いろんな角度から見ると、Aが上だったりBが上だったり、真横に並んだり、一点になってしまって片方が見えなくなったり…。どこから見ているかによって、まったく違う見え方になります。あなたが劣っているわけではないんです。
だから大丈夫。姑に嫉妬していることを認めて、嫉妬しなくても大丈夫だということに気づいてください。
大人として認めてくれないときの対応
親というのは、子どもが自立できるようにうながすのが仕事だと、私は考えています。
野生生物の中に、育ちきっても親に世話をしてもらっている生き物がいますか?
いませんね。
生物として、親がいつまでも子どもの世話をするのは、おかしいということに気づきましょう。
つまり、成人して、ましてや家庭を持っている息子に、いつまでもあれやこれや手出し口出ししてくる時点で、毒親と言っても過言ではないと、私は思っています。息子夫婦が自立する機会を奪っているので、泥棒と同じです。
息子である夫が、それに気づいていない場合が多いと思いますが、できるだけ義両親から距離を置いて、自分たちだけで生活していく努力をしましょう。
「助け合い」は必要ですが、「依存」はいけません。
過干渉な姑への対応
過干渉な姑への対応については、他の記事でもたくさん取り上げていますので、ぜひそちらをお読みください(*˘人˘*)
姑の言うことは絶対だと思っている
あなたは、「姑に言われたことは、嫌なことでもやらなければならない」等と、無意識に思ってしまっていませんか?
「絶対」とまでは思っていないけど、「言うことを聞かなければならないんだろうな…」と漠然と感じているかもしれません。
なぜ「姑の言うことは絶対」だと思ってるの?
ではなぜ、そう思ったり、感じてしまうのでしょうか。その理由を見てみましょう。
関係が悪くなったら大変だから
友だちとの関係が悪くなって、友達が離れて行ってしまうこともあるでしょう。その場合は、他にも友達がいるし、絶対その子でなければならないこともないので、諦めも尽きます。しかし、義理の両親との関係が悪くなってしまったら、関係を断ち切ることもできず、かといって近づきたいわけもなく……。
関係が悪くならないために、我慢しているのではないでしょうか?
姑が強くて意見を言えない
自分の意見を言いたくても、お姑さんの性格が強すぎて…お姑さんが、職場の上司のような気がして、自分の考えを伝えることすらできない。
自分の意見を言ってはいけない人、という気がしているのではないでしょうか?
姑がそもそもこちらの意見を聞いてくれない
自分の意見を姑に伝えたことはある。けれども、なにも状況が変わらなかった。
そんな経験があるのかもしれません。
お姑さんに自分の意見を伝えても、どうせ聞いてもらえない。それなら黙って従っていた方がマシかもしれない。そう思っているのではないでしょうか?
自分の母親にも意見を言えない
あなたは、実の親に対しても意見を言えないのではないでしょうか?意見を言えたとしても、心のどこかで「母親の言うことは聞かなければならない」という意識があるのかもしれません。
「姑の言うことは絶対!」と思ってしまうときの対処法
よく考えれば当たり前の話なのですが、一歩、二歩、離れて見てみると「姑の言うことは絶対に聞かなければならない」なんていうことはありません。対処法は、あなたが考え方を変えるしかありませんが、以下を参考にしてみてください。
関係が悪くなったときのことを考えきる
関係が悪くなったら困る!と考えてしまうあなた。
あなたの場合は、「もし、違う意見を言って、関係が悪くなってしまったら…」という想定で、最悪の事態を考えてみましょう。
同居しているのであれば、別居する?別居するにはどうする?
最悪の状況まで想像しきると「まぁ、関係が悪くなったら悪くなったで、なんとかなるか」と思えるのではないでしょうか。
最悪の場合、絶縁という方法を取ることも可能なのです。
目上の人ではあるけれど……
姑は確かに目上の人です。年齢はあなたよりも高いでしょうし、旦那様を育てた人です。ある程度敬う必要はあるでしょう。
しかし、絶対に反対意見を言ってはいけない、なんてことはありません。冷静に考えれば当たり前なのですが、なんとなく「意見を言っちゃダメなのかも…」と思ってしまいますよね。
大丈夫です。相手は目上の人とはいえ、同じ人間です。あなたの意見を言っても良いのです。
こちらの意見を聞いてくれなくても…
こちらの意見を聞いてくれないことが分かった。しかし、意見を言うことは構わないのではないでしょうか?
お姑さんが、あなたの意見を聞くかどうか、取り入れるかどうかは、あくまでもお姑さんが決めることです。
その代わり、あなたが意見を言うかどうかは、あなたが決めて良いのです。
聞き入れてもらえないだろうな、と思っても、とりあえず言ってみる。それを繰り返すことで、もしかしたら10回に一度くらいは、こちらの思いを受け入れてくれるかもしれません。
自分の母親にも意見を言えない場合は…
自分の母親にも意見を言えない…そんなあなたは、親を「反抗してはいけない相手」と思ってしまっているのかもしれません。
親は神さまでもなんでもありません。反抗しても良いのです。
一度反抗してみてください。成功体験をすると「あ、大丈夫だ」と思えるようになります。
法律なら守らなければいけませんし、会社のルールも、世の中のルールも、ある程度は守らなければならないでしょう。
もしかしたら、あなたのご家庭は「姑がルール!」という感じなのかもしれません。しかしそれは、法律ではありません。会社のルールに近く、「その家庭に残りたいのであれば守らなければならない」のかもしれませんが、それが嫌なら家を出ても良いのです。
自分に「反抗しても良いんだよ」と許可を出してみましょう。何度か反抗してみると、意外と「あ、大丈夫かも」と思えますよ^_^
姑にありのままの自分を受け入れて欲しい
あなたは、もしかすると本心では、「姑にありのままの自分を受け入れて欲しい」と思っているのかもしれません。実の母が自分のことを受け入れてくれているように、姑にも、ダメな部分も良い部分も認めて欲しい。そう感じているのかもしれません。
なぜ、「ありのままの自分を受け入れて欲しい」と嫌いになるの?
嫁姑の間だからこそ起こる問題もありますが、この相手に認めてもらいたいという欲求(承認欲求)に関しては、人間関係全般に当てはまります。
あなたが、姑の言動に対してイラっとするのは、何かしら姑に期待しているのかもしれません。
自分の意見に無条件で賛成して欲しいし、自分がやることなすこと「それ良いね」と受け入れてもらいたい。そういう感情があるのではないでしょうか?
でも、そこまで他人を受け入れることができる器の姑は、そう多くはありません。嫁という存在に期待もするし、「大人なんだから」とそれなりの対応を求められるでしょう。
もちろん、頭では「ありのままをすべて受け入れてもらうなんて無理」と分かっています。でも心はそれを求めてしまう。だから、それが叶わなかった時にイラっとしてしまい、そのうち「嫌い」という感情にまでたどり着いてしまうのではないでしょうか?
「ありのままの自分を受け入れて欲しい」のに受け入れてもらえないときの対処法
ありのままの自分を受け入れて欲しいのに、姑が受け入れてくれない。そんなときの対処法を見ていきましょう。
姑に期待しない
「姑」と一言で言っても、相手は人間。いろんなお姑さんがいます。
面倒見が良い分、過干渉な姑。
そっけない分、面倒なことがなくて良い姑。
わがままばかり言ってきて子どもみたいな姑。
大人の対応をしてくれるデキた姑。
どんなタイプのお姑さんでも、嫁側の受け取り方によっては「姑はヒドイ!」になってしまいます。
あなたが一人でなんでもこなせるタイプだと、過干渉な姑は「嫌な姑」になります。
いろいろ手伝って欲しいと思っているタイプだと、手出ししてこない、そっけない姑は「ひどいヤツ」になります。
「姑がこうしてくれれば良いのに!」という期待はやめましょう。
先にあなたが姑を受け入れる
姑に受け入れて欲しいのであれば、先にあなたが、ありのままの姑を受け入れましょう。
嫁に厳しい姑、過干渉な姑、いつも愚痴ばかり言う姑…。ありのままの姑を受け入れることができれば、もしかすると姑も、ありのままのあなたを受け入れてくれるかもしれません。
人間的に成長することで解決できる!
なぜか姑を嫌いになってしまう理由と、その対処法について解説しました。
姑は、あなたよりも長く生きており、肉体年齢は上です。でも、人間的、魂的にあなたよりも大人か?というと、もしかするとそうではないかもしれません。
あなたが先に人間的に成長することで、姑の魂の成長を手伝う。そうすることで、家族全体に良い空気を流すことができますので、ぜひ挑戦してみてください(*˘人˘*)