嫁姑学習のすすめ

姑がわが家に遊びに来る回数が多すぎる!6つの理由と対処法

せっかく、ちょっと離れたところにアパートを借りて別居してるのに、姑が毎日毎日遊びに来て、心休まる時間がない!

子ども、特に第一子の場合は、嬉しくて赤ちゃんに会いたくて、毎日家を訪問する義両親……。でも嫁側からすると、初めての赤ちゃんの世話でいっぱいいっぱいなのに、義両親をお客様としてお出迎えしなきゃいけなくて、泣きたくなります。

今回は、姑がアパートに遊びに来る回数が多い場合の理由と、それが嫌なときの対処法をお伝えします。

なんであなたの感情は、義両親を拒否するの?

では本題に入る前に考えてみたいのは、なぜあなたの感情は、義両親を拒否するのでしょうか?

客観的に考えたら、赤ちゃんの世話をする大人の数は多い方が、自分にとっても有利だと思いませんか?でも、感情は「姑はなんでこんなにおせっかいなの!?」と思ってしまう。

これはなぜなのか、考えたことがありますか?

もちろん、人によって答えは様々だと思いますが、以下のような理由が考えられるのではないでしょうか。

  • 汚い部屋を見せられないから、片付けなければならなくなって困る
  • 赤ちゃんと昼寝したいのに、それができなくてイライラ
  • 生活や子育てにケチ付けられるのではないかとビクビクしている

心当たりはありましたか?

あなたはきっと、義理の両親とも仲良くやっていきたいという気持ちがあり、波風立てないよう、自分の感情を押し殺して義両親の訪問を許していることでしょう。でも本当は、赤ちゃんと2人きりで、ゆっくり過ごしたい。

ピンポーンとなるたびにイラっとし、ひきつった笑顔で対応し、夜仕事から帰ってきた旦那に今日の出来事を愚痴るけど、旦那は「それのどこが問題なの?」という態度……。

それではイライラしてしまいますよね。

なんで義両親はこんなに家に来るの!?その6つの理由

では、なぜ義両親は、そんなそっとしておいて欲しいと思っているあなたの家に、毎日毎日来るのでしょうか?

原因はいろいろ考えられますが…今回は以下の6つの理由について見ていきたいと思います。

舅と仲が悪い、かまってほしい

姑だけ頻繁に訪問する場合は、姑の夫、つまりあなたの舅と仲が悪いのかもしれません。
その場合は、あなたが結婚する前から仲が悪かったことが予想されます。ということは、姑は、自分の夫よりも、息子であるあなたの夫の方を頼っていたことでしょう。
つまり、「私の面倒を見て!」と息子を頼りに来ているのです。家にいても舅とケンカになってしまうので、それを回避するための避難場所にしている可能性もあるのではないでしょうか。息子夫婦を味方につけたい、息子夫婦にかまって欲しい、という願望があるのかもしれません。

息子から離れられない(子離れできない)

上記と少しかぶりますが、上記は舅との関係が主な原因であるのに対して、こちらは「子離れできていない」というニュアンスです。
うちの姑もよく「子どもは、大人になっても”子ども”なんだよね」と言います。
もちろん、あなたの夫は姑の息子であることに変わりはないので、間違ってはいないのですが…。その言葉を聞くたびに「自分がいつまでも保護してあげなければいけない」というニュアンスに聞こえてしまいます。
成人しても、結婚しても、いつまでも息子のことを「自分が保護してあげなければならない」と思っている(無意識の場合もあります)可能性があります。

やりたいことがない、友達が少ない

姑自身の趣味がなく、他にやりたいことも見つからないため、息子夫婦が気になって仕方がない可能性があります。
私たち嫁世代は、結婚したばかりで夫婦で決めなきゃいけない問題が山積みだったり、子どものことで精いっぱいだったり…やること、やりたいことが山のようにあります。
かたや姑は、子育てはすでに卒業しており、仕事をしていれば仕事で忙しいかもしれませんが、それ以外にやることがない、という場合も。
姑の若いころは、自分の趣味に時間を使うヒマもなく子育てで忙しかったのでしょう。子育てから解放された今、やりたいことがなく、やらなきゃいけないことも、それほど多くなく、ヒマになってしまっている姑が多いようです。もし、自分のことで精いっぱいだったら、こちらに構っている余裕はないはずです。
また、友達が少なく、出かける用事もほとんどないから、息子夫婦のところに出かけてくる場合もあるようです。

孫に夢中、孫に会いたいだけ

これも多い理由かと思いますが、孫がかわいくてかわいくて仕方がない状態の場合。
息子や嫁が迷惑と感じるかどうかにまで気を遣えておらず、孫かわいさに、孫に会いたいがために、息子夫婦の家に押しかけます。
この場合h、息子夫婦宅は「別世帯」という認識はなく、自分の家の延長と認識している可能性があります。また、「孫なんだから、孫に会いたいだけなんだから、遠慮する必要はない」という考えのお姑さんもいるようです。

手伝っているつもり(助けになりたい)

実は、息子夫婦のためを思って、息子夫婦の助けになりたいと思い、毎日のように訪問している姑も、世の中にはいるようです。
自分が子育てをしていたときに、もう少し手助けが欲しいと思っていたのか…?自分が息子夫婦の家を訪問し、家事を手伝うなり、孫を見ているなりすることで、息子や嫁が助かると、本気で思っているようです。
あなたにとっては迷惑な話かもしれませんが、悪気があってきているわけではありません。
「そんなこと、頭では分かっているけど感情が拒否するんです!」
と言う方もいらっしゃるでしょう。

嫁と仲良くなりたい(頼って欲しいと思ってる)

上記とも少しかぶりますが、息子夫婦に頼って欲しいと思っている場合。
嫁と仲良くなりたいと思っている場合もあるようです。特に、姑の子どもは男の子のみ、という場合に多い気がします。
嫁に、できれば本当の娘のように接して欲しいと思っているお姑さんも、世の中にはいるようです。

頻繁に家に来る姑への対処法6つ

上記で書いた6つの理由の中に、あなたのお姑さんに当てはまりそうなものはありましたか?

次に、それぞれのタイプのお姑さんへの対処法をお伝えします。

この対処法は基本的には、姑を排除する方向ではなく、少しずつあなたが受け入れていく方向性になっています。

かまってほしい姑はかまってあげる

舅と仲が悪い、かまってちゃんな姑の場合、もちろん、舅との仲を取り持つという方法があります。夫婦円満でいることで、自分たちに気が向かないようにする、という方法ですね。
しかし、その方法はなかなか難易度が高めです。
なので、舅との仲を取り持つことはあきらめて(笑)、「かまって欲しい」という欲求を満たしてあげましょう
あなたも女性なら分かるかもしれませんが、女性は味方がいると感じられると安心できます。「私は、舅じゃなくて姑の味方ですよ」ということをさりげなくアピールし、さらに、あなたに余裕があるときにかまってあげる。そうやって信頼関係を築くことによって、こちらの意向を伝えやすくなりますし、突然の訪問は回避できるかもしれません。

子離れできない姑には、夫にアプローチしてみる

家庭を持つ息子を、未だに自分の保護下に置きたい姑に対しては、あなたの夫の協力が必要です。
あなたの夫が「うちの母さん、過干渉で…」と悩んでいる場合は別ですが、たいていの場合は、自分の母親が過干渉であることに気づいていません。自分の母親が子離れできていないとは感じていないでしょう。夫にとっての母親は一人。母親の対応に疑問を持つヒマはなかったでしょう。
なので、あなたが夫に「あなたのお母さん、ちょっとやりすぎかもよ」ということを伝えてあげる必要があります。
ただし、この時の、あなたの伝え方はとても重要です。
例えば、夫や姑を責めるような、批判するような言い方をした場合、夫は受け入れてくれない可能性が高いです。誰でも、自分や自分の身内をけなされるのは嫌ですよね。
なので、あくまで「私の感覚ではやりすぎだと思うんだけど、どう?」とか、「私は困るんだけど、どうしたら良いかな?」というように、夫の意見を聞きつつ、こちらの要望も伝える感じが良いでしょう。

やりたいことがない姑には、子どもや夫の相手をしてもらう

やりたいことがなく、友達も少ないため出かける用事もない。そんな姑の場合、必然的に息子夫婦に焦点が向きがちになります。
子育てからも解放され、せっかくの自由時間を謳歌してもらえると、こちらとしても助かるのですけどね……(^^;
そういう場合は、あなたの考え方にもよりますが、たとえば息子である夫だけを貸し出すことで、あなたの時間は守られます。また、姑の孫であるあなたのお子様を貸し出すという手も…。
「貸し出すなんて、物じゃないんだから!」とも思いますが、もしあなたが、自分の時間が奪われるのが嫌で姑の訪問を嫌がっているのだとしたら、自分以外の誰かに姑の対応をしてもらうのが手っ取り早いでしょう。姑も満足し、あなたもOK。win-winの関係が築けます。

孫に夢中な姑には、孫と存分に遊んでもらう

孫に夢中で、嫁であるあなたのことが目に入っていない可能性があります。その場合には、孫はお任せして、あなたは好きなことをして過ごせば良いかと。
一緒に過ごさなければいけないと思うから、「家に来てもらっては困る」と思うのです。姑は孫に会いに来ている、と割り切って、姑が孫と遊んでいる間は、あなたは好きなことをする時間にしてしまうことで、ストレスが軽減されるのではないでしょうか。

助けになりたい姑には、上手に頼み事をする

私も人の親になって分かったのですが、自分よりも弱い立場の人を助けてあげたい、と言う思いって、湧いてくるんですよね。
たとえば私の場合は、雨の中傘もささずに歩いている高校生を見ると「かわいそうに…車で送って行ってあげたい」と思ったりします。もちろん、今の世の中、そんな子に声をかけたら不審者扱いされます。なので行動には移しませんが、そのような気持ちになるのです。
もしかしたら、あなたの姑も「息子と同世代の子は、自分が守ってあげなければならない世代。助けてあげよう」という仏心から、いろいろ手を出しているかもしれません。
もちろん、あなたにとっては迷惑なことであれば、それは姑の親切の押し売りになってしまいます。あなたには断る権利があります。「それは自分でできるからやらなくて良い」ということを、さりげなく伝えましょう。ただ、そういう姑の場合は「代わりにこっちをやってくれると嬉しいな」というのを伝えることで、ギクシャクすることなく関係を保つことができるのではないかと思います。

嫁と仲良くなりたい姑には、適度に対応を

本当の娘のように接したい、と心から思っている姑も、世の中には存在します。母と娘が友達のように接しているのを羨ましがっているのかもしれません。
ただ、こちらとしては望んでいない関係なのであれば、さりげなく距離を取って良いでしょう。

姑の気持ちを察してあげられるかがカギ!

いかがでしたでしょうか?

「書いてある通りにできれば苦労しないよ!」「全然具体的じゃない!」という声も聞こえてきそうですね(^^;

姑が、どうして頻繁にアパートを訪問するのか、その理由を察してあげることが重要です。そうすることで、あなたも姑も、どちらもOKな、win-winな関係を作ることも夢ではないですよ(*^_^*)

ABOUT ME
あおいわし
旦那の実家の敷地内に家を建て、同居のような生活を送る三児のママです。心の葛藤→成長を繰り返し、今はいろいろありながらも、義両親とも仲良くやっています。この経験を活かし、今現在、嫁姑問題で悩んでいるお嫁さんのお手伝いをしたいと思い、ブログを書く日々です。