嫁(妻)と姑(母親)の板挟みになっていて苦しい!
どうしてケンカになっちゃうの?
どうすればうちは平和になるの? 助けて~(><)
という旦那さんに向けた記事です(˘人˘)
奥さんがお母さんと仲悪いと、間に入るあなたも心休まらないですよね。
この記事では、どうして奥さんとお母さんは仲良くできないのかや、あなたが板挟みになってしまっている理由と解決法についてお話します。
板挟みになって苦しんでいる方は、ぜひお読みいただき、実践してみてくださいね(*˘人˘*)
どうして嫁(妻)と姑(母親)は仲良くできないの?
自分が選んだ嫁(妻)と、自分を育ててくれた姑(母親)は、どちらも自分のことを大切にしてくれる人なんだから、二人も仲良くできるはず……。
そんな風に安易に考えていませんか?
そこまで安易に考えてはいないけど、どうしてお互いにそんな小さなことにこだわるのか分からない!という旦那さんはいらっしゃるのではないでしょうか。
それでは、嫁にとっての姑、姑にとっての嫁について、お話しておきますね。
嫁にとって、姑は「あなたについてきたオマケ」
あなたのことが大好きで、あなたと結婚した嫁(妻)。あなたとの幸せな生活を夢見て結婚したら、姑がついて来てしまったというのが正直なところでしょう。
姑と過ごしたいがために、あなたと結婚した嫁(妻)というのも存在はしているようですが、多くはありません。
つまり、嫁(妻)にとって、姑(母親)は、あくまであなたについてきたオマケで、仕方なく一緒にいるのです。
嫁にとって、姑は「会社の上司」
また、よく言われるのは、「姑は嫁にとって会社の上司と同じ」ということ。
嫁は、あなたと結婚するためには、姑という上司が必ず付いてくる。それは受け入れるしかないので、仕方なく受け入れている状態なのです。
でも考えてみてください。仕事の上司であれば、仕事が終わって家に帰れば、上司の顔を見なくて済みます。が、嫁からすると、プライベートな空間でこそ、家という会社の上司と顔を合わせなければならないのです。
あなたは会社の上司とプライベートを共有したいですか?
同居の場合はさらに最悪で、上司とともに社員寮で過ごすようなもの。
朝何時に起きたのか、朝食は何を食べたのか、トイレにどのくらいこもっていて、どんなことでケンカしているかが筒抜けです。
オナラをしたことにも気づかれます……( ゚Д゚)
「でもさ、結婚したんだから、俺の母親を受け入れるのはあたりまえでしょ?」
と思った、そこのアナタ!
その考えが、嫁姑問題を悪化させます。
あなたが、嫌いな上司と無理やり仲良くさせられそうになったら、どう感じるでしょうか?
「仕事だから仕方がない」と受け入れるかもしれませんね。嫁も、「旦那の母親だから仕方がない…」と最初は受け入れたかもしれません。でも、嫌なものは嫌なのです。嫌なことを我慢し、我慢に我慢を重ねた結果、感情が爆発して嫁姑問題に発展した……ということはないでしょうか?
もちろん、一緒に生活していくうちに「頼りになる姑で最高!」「姑がいてくれてよかったわ~」と思うこともあるでしょう。しかし、結婚したばかりのときは、本当はオマケなんていらないし、ましてや会社の上司なんて、プライベートで一緒にいるのは嫌なのです。
あなたとだけ過ごしたいのです。
でも、大切なあなたを育ててくれた人だから、できるだけ仲良くしたい、とも思っています。
もしかすると嫁は、このような葛藤を感じながら生活しているかもしれません↓
姑にとって、嫁は……?
私は嫁の立場しか経験したことがないので、姑としての気持ちは想像でしかありません。
姑(母親)があなたのことをどう思っているかによって、嫁(妻)をどう思うかも決まってくるのかな?と私は考えています。
たとえば、あなたが姑(母親)にとって「まだまだ面倒を見てあげなければならない子ども」であるならば、嫁(妻)は姑(母親)にとって「息子の面倒を見てくれる家政婦」というような感じか、もしくは「嫁も私が育てなければ!」と気負っている可能性もあります。
もしくは、あなたが姑(母親)にとって「頼りになる息子」であるならば、嫁(妻)は、「頼りになる息子を私から盗った女」になるかもしれまんし、「息子を頼るために、ちょっと邪魔だなぁ…」程度かもしれません。
あなたが姑(母親)に、「私の手を離れた立派な大人」と認識されているのでしたら、嫁(妻)は「息子が選んだ嫁なんだから、2人でなんとか生きていくでしょう」と、嫁(妻)も立派な大人として認識されるかもしれません。
姑にとっての嫁は、嫁にとっての姑よりは複雑なのではないか?と私は考えています。息子であるあなた次第なのではないかと。
そして、最愛の息子が結婚してしまった、あなたのお母さまは、このような気持ちを持っているかもしれません↓
あなたが板挟みになっている理由は3つ!
今度は、あなたが板挟みになって苦しんでいる理由を考えてみたいと思います。
私が思うに、以下の3つが原因なのではないかと。
姑(母親)に意見が言えないのでは?【親子の問題】
あなたは、母親に自分の意見をハッキリ言えますか?
もし、母親に逆らうのが怖い、ハッキリ言えない、という場合は、あなたと姑(母親)の「親子の問題」が原因で嫁姑問題が起きているのかもしれません。
あなたが親離れしていないか、姑(母親)が子離れしていないか、もしくはその両方が考えられます。
たとえば、嫁(妻)と姑(母親)の意見で、嫁(妻)の方が正しいと思った場合でも、それを姑(母親)に言えず、嫁(妻)に我慢してもらっていませんか?もしくは、嫁(妻)から、「お母さんに〇〇をやめてもらうように頼んでちょうだい」と言われても、それを言えずに嫁(妻)に我慢してもらっていませんか?
それを続けると、嫁(妻)の方にストレスが溜まります。そして、「妻である私よりも、お母さん(姑)の方が大切なんだ」と誤解されてしまいます。
そして、夫婦の問題に発展していきます。
嫁(妻)に自分の考えを伝えられないのでは?【夫婦の問題】
あなたは、嫁(妻)に自分の意見を伝えられますか?嫁(妻)とのコミュニケーション不足も、嫁姑問題に影響します。
たとえば、嫁(妻)と姑(母親)の意見が分かれてしまったとき、巻き込まれるのが嫌で黙ってしまったり、話をはぐらかしたりしていないでしょうか?
話を聞いてくれない夫というのは、一番嫁(妻)をいらだたせます。
夫婦間のコミュニケーションの不足は、嫁姑問題どころか離婚にまで発展してしまう可能性があります。
他人事と思っているのでは?【あなたの問題】
嫁(妻)と姑(母親)のケンカなんだから、自分は関係ない。
そう思っていませんか?
嫁姑問題は、夫であり息子である、あなたの問題でもあります。
もちろん、嫁と姑がケンカしていても、まったく何も思わないし、自分は心がかき乱されないというのであれば、話は別です。嫁と姑の仲が悪くて、結果的に離婚になったり、実家と疎遠になっても、それはそれで構わないと思っているのであれば、あなたの問題ではありません。
しかし、この記事をお読みになっているということは、あなたは板挟みになって困っているでしょう。
あなたが困っているのであれば、あなたの問題ということになります。つまり、あなたに解決することができるということです。
親離れ・子離れ ができていれば、嫁姑問題は起こらない
あなたと、あなたの親との間で、親離れ、子離れができていれば、嫁姑問題は起こりようがない、と私は考えています。
野生動物は、子どもが一人で生きていけるように、親が子に狩りの仕方を教えます。そして、時期が来れば、親は子どもを自分の元から追い出します。
私は、これが自立だと考えています。
そして、親は、子どもを自立させるのが仕事だと考えます。
あなたの親はどうですか?あなたを追い出してくれましたか?
むしろ、いつまでもあなたの生活に意見して、手助けして、関わろうとしていませんか?
もちろん、助けてもらうことや、意見を言ってもらうことが悪いわけではありません。必要なときは、助けを求めれば良いし、意見を求めれば良いでしょう。
しかし、頼んでもいないのにエサを持ってきてくれる親は、あなたを自立させようとしてくれているでしょうか?
むしろ、あなたをいつまでも自分の支配下に置きたいと思っているのではないでしょうか?
あなたはそれを、甘んじて受け入れていませんか?
あなたがその状態では、嫁姑問題はいつまでも解決しません。
「自立した状態で、あえて頼る」ことと、「自立できないから頼るしかない」「自立させてもらえず、いつまでも養ってもらっている」状態は、『一緒に生活している』という点においては、外から見れば似ていますが、まったく別の状況です。
夫であり、息子であるあなたができることはコレ!
それでは、夫であり、息子であるあなたにできることは何でしょうか?私は、以下の5点だと思っています。
まずは「仲良くない2人を認める」こと
嫁姑問題を解決するためにあなたができることは、仲が良くない2人を、まずは認めることです。
嫁は、姑を嫌いなままで良いのです。
姑は、嫁の破天荒な言動を受け入れられないままで良いのです。
そう、あなたが思うことです。
「それじゃ本末転倒じゃん!仲良くなれなきゃ意味がない!」
と思うかもしれませんが、逆です。仲良くなれないのに、仲良くならなきゃいけないというプレッシャーを与えるから、火に油を注ぐ結果になるのです。
水と油を混ぜ合わせようとするから、混ざらなくてイライラするのです。最初から混ぜようとしなければ、イライラしないと思いませんか?だって、混ざらなくて当然ですから(笑)
「だって、母親は嫁を受け入れてるのに、嫁が母親を邪険にするんだよ……」
という場合は、あなたのお母さまが、嫁にとって有難迷惑な行動をしていることが多いです。「良かれと思って」は、あくまで「良かれと思って」であって、嫁にとって良いかどうかは、嫁が判断することです。嫁としては、お母様の「気持ち」に感謝することは必要ですが、お母様の「言動」を受け取るかどうかは、嫁が決めて良いのです。
それを、「せっかくの親切を受け取らない嫁が悪い」というように周りがジャッジしてしまうから、嫁が反発するのです。
あなたもジャッジしてしまっていませんか?
嫁の複雑な心境の謎を知りたい場合は、コチラの本をご一読いただけると嬉しいです(*˘人˘*)
もちろん、書かれている通りにしなければならないということはありません。そういうものなのか~と、頭の片隅にでも置いてもらえると、奥様のことをさらに客観的に見られるのではないでしょうか(*˘人˘*)
毒親と認識しているなら、無条件で嫁(妻)を守れ!
もし、あなたのご両親が毒親と言われるものなのであれば、あなたもご両親に逆らうのは怖いでしょう。あなたが怖いということは、あなたの嫁(妻)も怖いのです。
これから長い人生を共に歩むのは、ご両親でしょうか?いいえ、嫁(妻)ですよね。
ここでご両親に逆らって離縁になったとしても、あなたは嫁(妻)を守るべきです。
もし、ご両親が毒親であるならば、あなたは勇気をもって、嫁(妻)を守ってあげてください。
基本的には嫁(妻)の味方であれ!
もし、嫁(妻)と姑(母親)の意見が割れて、あなたは姑(母親)の意見が正しいと思ったとします。その場合でも、あなたは基本的には嫁(妻)の味方をするべきだと、私は考えます。
というのは、「嫁(妻)を甘やかせ!」とか、「妻に合わせて自分の意見を曲げろ」というのではありません。
もしここで、夫であるあなたが姑(母親)の味方をした場合、あなたの実家では嫁(妻)は孤立してしまいます。あなた以外味方がいない状態で、あなたにまで味方になってもらえなかったら、嫁(妻)はどう思うでしょうか?
いったん嫁(妻)の味方をして置き、あとで二人きりになったときに「君の意見も一理ある。だけど、自分はこう思うんだ」と、姑(母親)の意見を代弁しているのではなく、あくまで自分の意見として伝えることで、嫁(妻)が聞く耳を持ってくれる可能性があります。
ここで、「やっぱり姑の肩を持つのね!」と嫁(妻)が逆ギレするような場合は、たぶん夫婦間の普段のコミュニケーションが足りないでしょう。あなたのことを信頼している嫁(妻)であれば、「あなたがそういうなら、少し考えても良いかな…」と思ってくれるはずです。
あなたが、嫁(妻)の味方を徹底しているうちに、嫁(妻)が勝手に姑(母親)と仲良くなっていた、ということになる可能性もあります。私がそうでした(笑)
ただし、お互いに「絶対に受け入れられない」というものもあるでしょう。
価値観の違いについては、こちらの記事にも書いてあるので、ご参考までに(*˘人˘*)
嫁(妻)とトコトン話し合おう!【夫婦の問題の解決】
あなたは、嫁(妻)がどのような価値観を持ち、どのような生活がしたいと思っているのか、理解しているでしょうか?
嫁(妻)だって、姑(母親)とケンカしたくてしているわけではありません。自分の価値観が否定されたり、自分の思うような生活ができていないから、姑(母親)と険悪なムードになってしまうのです。
あなたにできることは、嫁(妻)の話をトコトン聞いてあげること。
「姑の手前できないけど、本当はこうしたいの…」
「私がやって欲しくないことを、姑がやっちゃって困ってるの!」
「私には私のやり方があるんだから、口出しして欲しくない!」
嫁(妻)はいろいろ思っていることでしょう。嫁(妻)の理想を聞いてあげてください。聞いてくれるだけで、嫁(妻)は元気になれます。聞いてくれて、さらに何かしら行動してくれたら、さらにあなたを信頼するでしょう。
そして、姑(母親)の性格や環境によって、できること・できないことがあるでしょう。それを一緒に検討し、「ここは嫁(妻)の言うようにできるかもしれない」等、話し合ってみてください。もちろん、夫であるあなたの意見を入れても良いのです。
嫁(妻)と密にコミュニケーションを取ることで、お互いに信頼関係が生まれます。「信頼しあっている」と嫁(妻)が心から思えれば、姑(母親)にちょっと何か言われても、「私には夫という味方がついてる!」と自信を持つことができ、姑(母親)に意見を譲る心の余裕もできるはずです。
あなたと嫁(妻)の関係が希薄だから、嫁(妻)が不安になるのです。
嫁(妻)に心の余裕を持たせてあげましょう。
親に意見を言うことを怖がるな!【親子の問題の解決】
あなたが親離れしていない、もしくは姑(母親)が子離れしていないことが、嫁(妻)にとって一番気に入らない点である、ということはよくあります。「なんなの?このマザコン!」と自分の夫のことを嫌悪したくなることが、一度はあるのが嫁(妻)です(笑)
思ってもいないことを言う必要はありません。ですが、自分たちに都合が悪いこと、嫁(妻)が困っていることを親に伝えるのは、あなたの役目と思ってもらっても良いでしょう。
もちろん、嫁(妻)と姑(母親)が直接やり取りした方が上手く行く場合もありますし、あなたが入らない方が良い場合もあります。
ですが、嫁(妻)が希望している場合は、まずはあなたがご両親に意見をしっかり伝えましょう。
あなたができないことを、嫁はできません。
あなたがご両親を怖がらず、しっかり意見を伝えているところを嫁(妻)が見ることで、「自分は夫に大切にしてもらえている」と自信を持ち、ちょっとした問題では凹まなくなるでしょう。もし、あなたが意見を言っても、両親が受け入れてくれないかもしれません。それでも、嫁(妻)に「あなたが両親に意見を言った」という姿を見せることが大切です。それだけで嫁(妻)は安心できます。
大丈夫です。あなたを育ててくれた両親は、あなたの幸せを一番に考えてくれています。ちょっといざこざが起きたとしても、最終的にはあなたが良いようにすれば良いと思ってくれるはず。そうなれば、嫁(妻)も安心して生活できるでしょう。
まとめ:あなた次第で嫁姑問題は解決すると言っても過言ではない!
以上、どうして奥さんとお母さんは仲良くできないのかについて、また、夫であり息子であるあなたが、嫁姑問題を解決する方法をお伝えしました。
仲良しな嫁姑を見ると、「どうしてうちの嫁(妻)と姑(母親)は仲良くできないんだろう?」と疑問に思うかもしれません。でも、仲良しな嫁姑は、仲良く生活するために、それ相応の努力をしているのです。
あなたは、何か努力をしていますか?
「努力してるのに上手く行かない…」
そんな場合は、何かが間違えている可能性が高いです。こちらの本を読んでみることをオススメします。
30日間無料お試しができるので、これだけ読んで解約するのもアリです(*’ω’*)
あなたにしかできないことがたくさんあります。
あなたと、長い人生を一緒に生きていくのは、姑(母親)ではなく嫁(妻)です。嫁と密なコミュニケーションを取り、お互いの理解を深めることで、嫁(妻)があなたの生まれ育った家族を理解することにつながりますし、あなたが嫁(妻)の価値観を理解し、実家との間を取り持てるようにもなります。
また、姑(母親)が嫁(妻)を認める機会にもなるでしょう。
「嫁(妻)と姑(母親)の間のことであって他人事」と思わずに、自分のこととしっかり認識することで、家庭円満が待っています^_^