しばらく前の話になりますが……
2019年3月8日金曜日(kin134)、茨城県日立市にある御岩神社を1人で参拝してきました。
一度、家族5人で参拝したことがあったのですが、山頂までは子連れでは難しいと思い行かなかったのです。いつか行ってみたいなぁと思っていました。
仕事関係でメンタルをやられ(;’∀’)、
しばらくお休みをいただいていたので、「今しか行けない!」と思ったのが前の週。天気予報を確認し、子どもの帰ってくる時間も考慮して、日にちを決めました。
その日は風があって割と寒く、温かい上着を着て、いざ御岩神社へ。
4人連れの年配のおばさま方や、若い女性二人組など、数人の参拝客がいました。中にはいかにも登山をします、という格好をしている人もいて、「もしかして、ここまでちゃんとした装備じゃないと登れない山なの!?」と少し焦りました。
確かに、入山の心得に「登山の装備」という欄がありましたが……。どれだけすごい山なんだろう…?と少しビビりながら、まずはメインの(?)拝殿まで行きました。
一通り、ぷらぷらと散策し、さて山に登ってみるかな…と思っていた時。
「おひとりですか?」
と、声をかけてくれた年配の男性がいました。
『御岩神社臨時職員』という名札を下げ、大きなリュックを背負い、手にはほうきを持っています。あとから聞いたら、普段は仕事をしており、たまにボランティアをしている方とのことでした。
私 「はい。今から山を登ろうと思っているんですが…」
ボランティアさん(以下 ボ) 「良かったら、一緒に行きましょうか?」
私 「え!いいんですか!?」
ボ 「ちょうどお賽銭の回収とか掃除をしに、登ろうと思っていたところなんです」
とてもありがたい申し出で、お言葉に甘えて一緒にいかせていただきました。
良く見ると、リュックには『巡回中』の札が。
ボ 「普段は、個別にご案内とかしないんですが…」
今日はどうやら、人も少なく、やらなきゃいけないことも切羽詰まっていなかったため、余裕があったとのこと。
どこから来たのか、なぜここに?など、そんな世間話をしながら、山を登って行きました。
途中「このお社は…」と、一人で歩いていたら見逃してしまいそうな端の方に、ひっそりとあるお社についても説明していただきました。裏三本杉なるものも途中にあり、見逃さずにすみました。
途中、お社はおろか、大きな木や石など何もないところで立ち止まったボランティアさん。
私 「?」
ボ 「神さまとか、何かを感じる人は、ここにもいるって言うんですよ」
私 「へぇ~~!!」
もちろん私には何も見えないし、何も感じない。だけれども、感じる人には感じるらしく、ボランティアさんは、何人かそういう「見える系・感じる系」の人と会ったことがあるらしいです。ボランティアさんが後ろからついていくと、そのあたりでキョロキョロし始める人とかいたらしい…。
そういう場所が数か所あり、私もボランティアさんにならって、その場で手を合わせて拝礼させていただきました。
さて、目的の『かびれ神宮』まで到着し、無事に参拝が済んだのですが、その上にも何やら道が…。
私 「こっちにも行けるんですか?」
ボ 「行けますよ。行ってみますか?時間は大丈夫ですか?」
私 「いいんですか!?時間は全然大丈夫です!今日は神社のためだけに来たので」
ということで、その先も一緒に行かせていただきました。
さらに険しい山を登って登って…到着したのが山頂。
いや~すごい眺めでした。花粉が見える見える(笑)
ボ 「普段はすごく混んでるので、こんなに良いシャッターチャンスはないですよ」
と、下界を一望できる大きな岩のところで写真を撮っていただきました。山頂の神さまの神話も、面白く聞くことができました( *´艸`)
そこで終わりかと思ったら、まだあったのです。
登ってくる途中で、「実は…」と身の上話をしていまして、今の職場・職業のままで良いのか迷っていること、家にいながらネットで仕事ができれば良いと思っていろいろ試していることを、ぽろっと話していました。
すると――
ボ 「まだ時間が大丈夫なら、もう少し行ってみますか」
と、岩と岩の間を通り抜け「こっちに道があったんだ!!!」とびっくりするようなところを案内していただきました。
そこはまさにラピュタの世界!!
ラピュタの木の根っこの部分みたいなのが、そこら中にたくさん生い茂っていたのです( ゚Д゚)
こんな世界が本当にあるんだーーっ!!と感動しました…(;´Д`)
ボランティアさんは、あまりラピュタはご存じないのか?私の感動による「ラピュタみたーい!!」の叫びには無反応でしたが(笑)
そんなラピュタをくぐりぬけ、案内していただいたのは、『御岳神社』とつながっているというお社でした。これから起業したり、新しいことを始めようとする女性に優しい神さまとのこと。
ボ 「自分も、何度も山頂に登ったけど、なかなか見つけられなかったんですよ。
縁のある人しか来れないみたいです」
普段はここまで案内していない、とのこと。
私の他にも、三人の女性参拝者がいらっしゃいました。もともと誰かに連れてきてもらって知っていた方が一人、本当にたまたま来たっぽい若い子が二人。
そんな貴重な場所に連れてきていただいたなんて、感謝感謝でした(T_T)
下山の際も、いろんなお社を案内していただきました。
そして、下山の際も、何もないところでボランティアさんは拝礼していたのですが…。
そこは「上に神さまの通り道がある」んだったかな?そこ自体が神さまの通り道だったんだったかな?そんな感じのところらしく、やっぱり感じる人は感じる場所なのだそう。
私は、特に感じる人でも、見える人でもないのですが、その場所だけは、なんだか他と違う気がしました。
何が違うかというと、うまく説明できませんが、空気が静かすぎる…という感じです。
午前中はすごい風だったのですが、風は全くふいておらず、寒い日だったのですが、むしろそこは温かいような…?
時間も止まっているのかな?というような…
気持ち良い空間ではありましたが、同時に恐れ多いような気持ちも感じました。
たぶん、一人で通っていたら何も感じなかったんだと思います。ですが、「ここは神さまの通り道だよ」と言われ、そう思って見て、感じてみると、確かにそこは空気が違うと分かりました。
気のせいってこともありますけどね(*´ω`*)
そして、結局入口付近まで案内していただいてしまったわけですが、ボランティアさんと話していると今度は微妙に共通点があることに気づきました。
出身地が同じ東北地方(県は違うけど)だったり、病院という場に勤めたことがあったり。パワハラを受けたことがあったり、精神的にヤバイ時期があったり…。
本当はこの日に来るはずではなかったらしく、この日に会えたのは本当にたまたま。私の入山のタイミングに居合わせたのも、ボランティアさんの入山が予定より遅れたからだったとのこと。
まさにこのボランティアさんとお会いできたのは、ご縁だなぁと感じました。宇宙の采配、神さまのはからい、そういう見えない力のおかげ。
ご縁ってすごい
ここまで完璧なご縁を感じたのは、主人とのご縁以来でした。
きっと、気づかないだけで他にもたくさんの見えない力の恩恵を受けているんでしょうね。
本当に感謝です。
宇宙さんありがとう!
神さまありがとう!
ボランティアさんありがとう!
私の気持ちを追い込んでくれた職場の人ありがとう!
いつも支えてくれている家族のみんな、ありがとう!
世の中すべてにありがとうを言いたい気持ちでした。
ここまで長々とした文章を読んでくださったあなたにも感謝です!
ありがとうございました!
※2022年10月10日追記
この日から数年…
宇宙の後押しのおかげで、幸せにしかならない道を見つけました(*˘人˘*)
御岩神社、お世話になっています(*˘人˘*)