あなたは、どんな条件がそろっていれば、幸せな人生を送れると思いますか?
「幸せ 条件」等でネット検索すると、いろいろ出てきますね。
では、いったいどんな条件を満たした人が幸せな人生を送れるのか。ここでは、あおいわしが自分の経験を通して実感した「幸せな人生を送るための条件」についてお話します。
究極的には、精神的・心理的な幸せを感じられれば良い
幸せの形は人それぞれ。
お金がなくても「幸せ」
友達や家族がいなくても「幸せ」
毎日労働に明け暮れていても「幸せ」
毎日腰が痛くて歩くのがつらくても「幸せ」
本人が「幸せ」と感じられるのであれば、どんな状況であっても幸せなんですよね。
一番大切なのは「主観的な幸福」だと、私は考えます。
友達が少ない人はかわいそうだ、と思う人がいるかもしれませんが、私は友達が少なくてさみしい思いをしたことはありません。友達が少ないことで、いつでも一人で充実した時間を過ごすことができます。
まわりからは「あの人かわいそう、不幸だね」と見えても、本人はなんとも思っていない、なんてことは良くあります。そんな人は、誰になんと言われようとも、不幸ではないんですね。
では、主観的な幸福を感じやすくするためにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは、心理的・精神的な側面から見ていきたいと思います。
幸せの4因子
①「やってみよう」因子:
主体的に取り組もうとする気持ち。自分からやってみようと思えることをやるのは、幸せに繋がります。
②「ありがとう」因子:
いろんな人とつながること、そして感謝すること。「感謝できる状態」って、すでに幸せですよね。
③「なんとかなる」因子:
物事を前向きに、楽観的にとらえることができること。考えても仕方ないことをいつまでも悩んでしまうことありますが、こう思えれば悩みはなくなります。
④「ありのままに」因子:
自分らしく、他人と比べずに生きること。これができないから、いつも悩むんですよね。
アドラー心理学の「幸せの3つの条件」
①自己受容:自分が好きだと思えて、自分にOKを出せる状態
②他者信頼(所属感):自分だけでなく、他人にもOKを出せる状態
③貢献感:自分が役に立っているという感覚
人間の4つの幸せ
①愛される
②褒められる
③役に立つ
④必要とされる
その他、「与える喜びを思い出す」「仕事に喜びを感じられるようになる」などが言われています。
確かに、これらがそろっていれば幸せになれないわけがないですね(*^_^*)
ただ、いろんな角度から言われていますが、「結局、幸せになるためには今からどう行動したら良いの?」ってことが分からないですよね。
「幸せになるための条件は分かった。じゃぁ、その条件をそろえるにはどうしたら良いの?」という部分が気になります。
アプローチ方法はいろいろあると思いますが、私がおすすめしているのは「固定観念に気付く」ことです。
自分の思い込みに気づき、それを他者にも自分にも押し付けない。それによって、自分自身の人間性を磨く(魂を成長させる)ことで、上記の幸せの条件を満たせる自分になってくると、私は考えています(*^_^*)
以上が、精神的・心理的な側面からのアプローチ方法です。
でも、人間である以上、物理的な幸せも必要
一番大切なのは主観的な幸福であり、究極的には、それさえ感じられれば幸せになれます。
とはいえ、
お金がなければほしいものが変えない…
友達や家族がいないと寂しい…
労働に明け暮れる毎日はいや…
痛いところがあるのはつらい…
という感じに、人間である以上、物理的な幸せも必要です。
幸せとは、心の豊かさとも言えます。そして、心の豊かさを得るためには、ある程度の物理的な自由が必要です。明日食べものを買うお金がない状態で、「幸せだなぁ(*´ω`*)」とは、なかなか言えないですよね。
そこで今度は、物理的な側面から見た幸せの条件についてお話します。
人間関係の自由
嫌いな人、苦手な人とは交流せず、好きな人、一緒にいて居心地の良い人、気の合う人と一緒に過ごすことができれば、幸福度が上がりますね。
誰と過ごすかを自由に決められることは、人生の幸福度を上げるのに必要であることは想像していただけるかと思います。
お金の自由
現代は、お金がなければ何もできない、と言っても過言ではありません。日本に住んでいるだけで税金がかかりますからね。
逆に、お金がたくさんあれば……お金だけあっても幸せを感じられないかもしれませんが、お金があれば、できることの選択肢は増えます。
ある程度のお金を持っていることは、人生の幸福度を上げる…いや、生きていく上では必須です。
時間の自由
自由な時間がなくても生きていくことは可能かもしれません。でも、仮に残業だらけで家に帰るヒマもなく、そんなに好きでもない仕事に人生を捧げているような状態で、幸せと言えるでしょうか?
時間というのは、命そのものと言えます。
好きなことをやる時間、好きな人と過ごす時間、自分が大切だと思うものごとに時間を使うことは、幸せを感じる上でかなり重要ですね。
健康の自由
家族や友達に恵まれ、お金も時間もある。でも、病気でずっとベッドから離れられない。
中には実際にそういう方もいると思いますし、それでも幸せを感じている人もいるでしょう。でも、一般的に考えると、病気ばかりするよりは、健康で元気に身体を動かせる方が、幸せに近いような気がします。
自己実現の自由
自己実現とは、社会生活の中で、自分がやりたくて、かつ社会のためになることをしている状態のこと、と言えるでしょう。仮に、自分がやりたくても、他者に悪影響ばかりのことであれば、それは自己実現とは言えません。
他者のためにもなるし、自分も満たされることをする。これこそ、究極の幸福のような気もしますね。
これら5つの自由を手に入れるためには、正しい知識と考え方が必要です。
お金を得ようとして、詐欺師に騙されてしまう可能性もありますし、健康のためと思って接種していた食べ物が、実は体に悪いものだった、なんていうこともあります。
精神的・心理的な側面と違って、「自分が良ければすべてよし、自分の中でどうにかなる」とはいかないのが、物理的な幸せです。
ただ、得られたかどうか、できたかどうかが客観的にも分かりやすい、という点では、目標として掲げるのにちょうど良いのではないかと思います。たとえば、「月5万円の収入アップ」や「健康のために毎日3キロ歩く」のような感じですね。
月5万円収入がアップしたり、毎日3キロ歩いたからといって、必ずしも幸せになれるか?と言われれば、そうとも言い切れません。でも、「目標を達成した」という達成感は得られるので、満足感は感じやすいでしょう(*^_^*)
自分なりの「幸せバランス」を見つけよう
精神的・心理的な面からと、物理的な面からの幸せの条件を見てみました。
人によってどころか、同じ人でも時期によって、「〇〇があれば幸せ!」という感覚は違ってきます。
私の場合は、若いころは時間も健康も、人間関係も満たされていたので、「お金さえあれば!」と思っていました。しかし今は、たとえお金があっても、時間がなくて心に余裕がない状態です。
仮に、すごくハードな仕事をこなしてお金持ちになったとしても、そのお金を使える自由な時間や、一緒に楽しい時間を過ごす仲間がいなければ、幸せとはいえないかもしれません。また、お金も仲間も時間もあっても、結局自分の中に「ありがとう」の気持ちがなければ、せっかくの仲間も離れて行ってしまうかもしれません。
今、自分は不幸だと感じている人は、「今の自分には上記のうちのどれが足りていないのか?」を考えてみると良いでしょう。そして、自分にとって足りていないところを補う。これを繰り返すことで、そのうちバランス良く幸せになっていけるはずです(*^_^*)