あなたはお子様が、「失敗する、大変な思いをする、ケガをする…」等、不利益を被ると分かっていて、あえて「本人がやりたいんだから、やらせてみよう」と、寛大な心で見守ることができますか?
できるのだとしたら、それは素晴らしいことです!
私はついつい、子どもたちに口出しをしてしまいます。
「そんなことやったらケガするでしょう!」
「今宿題やらないと時間ないよ!?やっていかなきゃ先生に怒られるでしょ!?」
「お友達待ってるんだから、早く準備しなさい!!」
毎日毎日子どもたちに、子どもたちのためを思って(時には自分の都合で(^^;)手出し口出しをしています。悪い結果が待っていると分かっているのに、手出し口出ししないなんて、怖くてできないですよね…(-_-;)
もちろん、取り返しのつかない大けがや、大問題が起こりそうなら、それは止めてあげなければいけません。しかし、ちょっとしたミスや、いくらでもやり直せることにまで、手出し口出しってしてしまいますよね。
「デキる親」なら、「失敗してから手を貸せば良いから、とりあえず失敗させてみよう」と、失敗をさせてあげることができるのかもしれません。意外と難しいんですよね、見守るだけっていうのは。
もしかしたら、あなたのお姑さんが過干渉なのは、これと似た心境なのかもしれません。
もちろん、あなたも、姑の息子であるあなたのご主人も、もう立派な大人です。親に手出し口出しされなくても、自分で自分の尻ぬぐいくらいできます。っていうか、やらなきゃいけません。
でも、あなたのお姑さんは、そこを理解できていないのかもしれません。
「私が手を貸してあげないと、私の息子は、その家族は、大変なことになるかも!だからやってあげなきゃ!」みたいな。親心というやつですね。よく「子どもは、大人になっても子どもだよ~」なんて言いますが、その感覚なのかもしれません。
[say img=”https://aoiwashi.com/wp-content/uploads/2018/02/おかっぱ_s.jpg” name=”嫁”]私たちも立派な大人なんだから、その辺分かってもらいたいですよね~[/say]
ホントにその通りだと思います(^^;
私たち嫁世代も、失敗する権利はあります。手を差し伸べてくれるのはありがたいですが、自分たちが好きなようにやって、失敗することで学ぶこともあります。そのあたりを理解していただけると、あまり干渉されたくない嫁としては、とてもありがたいですよね。
しかし、嫁側がそう思っていても、お姑さんは「ついつい手を貸してしまう」人なのです。
あなたがお子様に「ついつい手を貸してしまう」のと一緒で、あなたのお姑さんも、あなたたち夫婦に「ついつい手出し口出しをしてしまう」のです。
子どもに手出し口出ししないことの難しさを知っているあなたなら、ほんの少しなら姑の気持ちもお分かりいただけるのではないでしょうか?
そう、姑も、姑として未熟なのです。
あなたが嫁として未熟な自分を、姑に許してほしい、放っておいて欲しい、これから成長するんだから、黙って私たちの成長を見ていてよ!と思うのと同じです。姑も、姑として未熟な自分を、嫁であるあなたに許して欲しいと思っているのではないでしょうか。
なんて、そこまで考えてお嫁さんと接しているお姑さんが、世の中にどのくらいいるのかは・・・・・・あまりいなそうですが(^^;
何を言いたいかといいますと、姑も姑として未熟だから、あなたが姑を「姑として立派に育てる」つもりで接してみても良いのかもしれませんよ、ということです(笑)
世の中「姑が嫁を育てる」的な考えの方がすんなり受け入れられるかもしれません。ですが、姑だって姑1年生なんです。嫁としては20年以上やってきていますが、姑として生きている年数は、長くありません。もちろん、兄嫁などがいて、姑5年生くらいにはなっているかもしれません。それでも、姑10年以上のベテランのところに嫁に行く人は、そんなに多くはないでしょう。
それを、「私は嫁を20年以上やってきたのよ!あなたの先輩なのよ!」みたいな顔をしているから、私たち嫁も面白くないんですよね(笑) 少なくとも、私はそうでした(笑)
そんなお姑さんを、あなたが寛容な気持ちで多めに見てあげて、一緒に成長していく心づもりていれば、ある程度対等な関係になって自然とうまくいくのではないでしょうか^-^