夫や義両親に同居を提案され、焦った経験はありますか?
本当は同居したくないのに、断り切れずに流されてしまいそうになっている、そこのアナタ!
同居するにしても、しないにしても、絶対に自分の意志で決めるようにしてください。
流されて…
仕方なく…
旦那がしてくれって言うから…
そんな感覚で同居すると、絶対に後悔します。
そして、本当は同居を断りたいのに、どうしても「嫌だ」と言い出せない…。
そんな方は、この記事をじっくり読んでください。
断れない根本的原因:自分を一番大切にできていない
ではまず、断りたいのに断ることができない、その根本的な原因について。
結論としては、自分のことを一番に大切にできていないことが原因である、と私は考えています。
人生の中で、一番大切にしなければならないもの。それは、自分自身です。
もちろん、子どもも大切ですが、それと同じくらいか、それ以上に自分自身を大切にする必要があります。あなた以外に、あなたを幸せにできる人はいません。
あなたが自分で自分を幸せにするしかないのです。
でも、世の中には自分を一番大切にできていない人がたくさんいます。その結果、幸せだと思えない環境に身を置き、幸せになることをあきらめ、日々の生活を淡々とこなし、ただただ時間が過ぎ去るのを待つ人生になってしまいます。
あなたは、自分を大切にできていますか?
大切にできていないと感じる場合は、以下のことを確認してください。
他人軸で生きていませんか?
他人軸で生きるとは、自分自身の価値観や意見よりも、周囲の人たちの期待や要求に合わせて行動し、自分自身の意見や欲求を抑圧してしまうことです。
他人軸で生きる人は、自分自身の欲求や感情を我慢し、他人に合わせた行動をとることが多いため、ストレスや不満、孤独感を感じることが多くなりがちです。また、他人の承認や評価を重視するため、自己評価が低くなり、自分自身の目標や夢を追求することが難しくなることがあります。
「自分の意見を通してはいけない」と思ってしまっていませんか?
「気を遣い過ぎてしまう、断るのは悪いと思ってしまう」ということはありませんか?
「相手の希望は優先するもの」と、自分を満たす順位を下げてしまっている人もいます。
自分の主張ばかり押し付けるのも良くないかもしれません。しかし、相手の要望ばかり受け入れてしまうのは、「他人軸で生きている」と言えるでしょう。
長男の嫁は同居するもの。
そんなイメージが昔からあると思います。それが、一部の人たちの間で「一般常識」として認知されているようです。
いわゆる「一般常識」というのは、少し前の世代が、時代に合わせて続けてきた、ただの習慣だと、私はとらえています。または、ただの多数意見です。
高齢者施設が少なく、利便性も悪かった時代は、誰かが年老いた両親の世話をしなければなりませんでした。その役を担っていたのが、昔から「長男」だったわけです。
でも今は、行政のサービスも充実してきました。電話一本で病院への送迎をしてくれたり、食材を届けてくれたり。動けなくなれば、お金はかかりますが、入居して世話をしてもらうことも可能です。
同居せずとも、年老いた両親が生きていくことが可能になりました。
それなのに、「一般常識だ」と「長男だから同居」を強要しようとする人がいます。
長男夫婦が両親と同居するのは、一般常識ではなく、ただの「昔の人の習慣」です。
「長男の嫁は同居するのが普通」という、誰かの勝手な「常識」を受け入れてしまうのは、他人軸で生きている人にはありがちなことです。
親が言っていたから…
先生が言っていたから…
インフルエンサーが言ってたから…
彼らが言っていることを聞いて、「うん、その通りだな」と思うのであれば問題ありません。でも、「親が言っていたから」同居するのであれば、それは親の軸に巻き込まれている証拠です。
あなたにはあなたの人生の主役を演じる義務があります。
親の言いなり、夫の言いなり……。それは、親や夫の人生物語のわき役として登場している状態です。しっかり自分の頭で、自分はどうしたいのかを考えるクセをつけましょう。
嫌われたくない、悪者になりたくないのでは?
婚約したばかりだし、夫に嫌われたくない…
結婚したばかりで、自分の主張ができない…
そんな気持ちが出てしまい、自分の思っていることを伝えられないのではないでしょうか?
大好きだし、ちょっとしたことは我慢して受け入れる自信がある。
気持ちが盛り上がっているときは、そう感じていますよね。
でも、ここで落ち着いて考えてみましょう。
恋人同士だったときは、ある意味「二人の世界」なんですね。周りになんて言われようと、二人が良ければそれで良い。お互いのことを見ていれば良い時期です。
「夫のここがステキ!だけど、ここはちょっと困るなぁ。でも自分が我慢すれば良いことだし」
そんな感じで、夫の嫌な部分も多めに見ることができていたでしょう。
しかし、結婚して、しかも同居となるとなおさら、「二人が良ければそれで良い」では済まされなくなります。話し合い、相談し、二人で解決していかなければならない問題が、たくさん出てきます。「嫌われたらどうしよう」なんて言っていられない状況が、必ず来ます。
むしろ、あなたの不安を相談したくらいであなたのことを嫌いになる人だったら、本当にあなたのことを愛しているのでしょうか?そんな相手と結婚して、幸せになれると思いますか?
同居すると、精神を病んでしまうお嫁さんが多くいます。「嫌われたくない」からといって、精神を病んでまで同居する意味は、あるのでしょうか?
旦那さんに、精神を病む可能性を伝え、それでも同居を強要してくるのであれば、それは残念ながら結婚するに値しない男だと、私は考えます。
また、「同居=親孝行」と思ってしまっていませんか?
もし、親が「同居して親孝行して欲しい」と願っているのであれば、それは親の甘えです。親孝行するのに、同居する必要はありません。
親孝行の意味を辞書で調べると
親を大切にし、真心をもってよく尽くすこと。また、そのさまや、その人。
goo辞典
とあります。
別居であっても、「真心を持って」「よく尽くすこと」は可能です。
自分を一番大切にすることは、結果的には世の中のためになる!
突然ですが、どうして「いじめ」がなくならないのだと思いますか?
私は、「自分を幸せにできる人が少ないから」だと考えます。
幸せな人間は、誰かをイジメようとなんて思いません。むしろ、隣人を幸せにしよう、何か手助けできることはないかな?と考えているはずです。
誰かをイジメたくなるのは、自分が不幸だから。
不幸は連鎖してしまうのです。
あなたも、義母から嫌なことをされたり、言われたりしたときに、イライラして旦那さんに八つ当たりしてしまうこと、ありませんか?
その瞬間、あなたが不幸であるために、旦那さんまで不幸になってしまいます。
今、あなたは誰かをイジメたいとまでは思っていないかもしれません。でも、心に余裕がなくなってくると、旦那さんや、子どもにまでイライラをぶつけてしまいそうになるでしょう。不幸の連鎖が始まってしまいます。
ここで、もしあなたが、自分のことだけでも幸せにできるとしたら……。
あなたは幸せだから旦那さんに八つ当たりすることも、子どもにイライラすることもないので、旦那さんも子どもたちも、嫌な気持ちになる確率が減ります。
不幸が連鎖するのと同じで、幸せも連鎖します。
でも、誰かが幸せの連鎖のスタートを切らないと、連鎖は始まらないのです。
「旦那がこうしてくれれば幸せの連鎖が始まるのに……」
「姑がこうだったら、幸せの連鎖を始められるのに……」
そう考えてしまう気持ちは、とても良く分かります。でも、誰かが幸せの連鎖をスタートしてくれるのを待つのと、あなたがスタートを切るのとでは、どちらが確実でしょうか?
そう、その事実に気付いたあなたが、幸せの連鎖をスタートさせることが、手っ取り早く、確実なんです。
あなたが幸せになり、あなたの家族が幸せになり、その友人知人が幸せになり…
それを繰り返していくと、世界中が幸せになります。あなたから、幸せの連鎖をスタートさせることで、世界中を幸せにできる可能性も高まるのです。
自分を一番大切にできていれば、同居を断ることができる
自分のことが一番大切で、「同居は嫌だな…」と感じているのであれば、自分を守るために同居を断ることができるはずです。
とはいえ、それがなかなかスッパリとできないのは、私もとても良く分かります。
世間体や他人からの目も気になりますし、やはり一番は、「旦那さんの希望をかなえてあげたい」という、あなたの優しい心がネックになっていることでしょう。
きっぱりと同居を断れないのは、自分よりも、旦那さんのことを大切に思っているからかもしれません。
では、同居が断り切れない場合、仮に同居する方向で考える場合を見ていきましょう。
同居の話が出た時に確認しておくべきこと
同居の話が出た時に、これは絶対に確認しておいた方が良い、ということがあります。
それは、以下の2点です。
「成長する機会」と割り切る覚悟はできるか?
同居すると、別居では味わえない、つらいことや悲しいことを体験することもあるでしょう。同居のストレスで病気になってしまう人もいるほど、義理の両親が同じ屋根の下で暮らすことは、大変なことなのです。
同居は修行の場です。
結婚自体もそうとらえることができますが、結婚して、さらに同居となると、いきなり高度なダブル修行に突入します。
時には、理不尽な扱いを受ける場合もあります。
それでもあなたは、修行だと割り切ることができますか?
同居修行は、ただ耐え忍ぶための修行の場ではありません。
理不尽なことが起こっても、怒りが爆発しそうな状況にあっても、それでも自分が幸せになるためには、どう考え、どう行動すれば良いか?を考え、実行し続ける、という修行です。
厳しい状況、泣きたくなる状況でも、自分の幸せをあきらめず、明るい未来に向かって進み続ける覚悟はできていますか?
幸せになることは義務です。
同居し、つらい状況にあるからといって、義務を怠ってはいけません。
どんな状況でも「自分は幸せになる」という覚悟を決めましょう。
夫は話し合いができる人間か?精神的に自立している人か?
世の中には、関わらない方が良い人間も存在します。
それは、自分のことしか考えられず、かつ、成長しようとしない人間です。
仮に、今現在、自分のことしか考えられない人だったとしても、話し合ったり、教育することで成長して行けるのであれば問題ありません。
ひどい例だと、妻が熱を出して寝ているのに、「俺のメシはまだ?」と平気で聞くような旦那さんも存在するようです。
仮に、上記のような旦那さんでも、「育て直し」をすることで、デキる人間になることもあります。ただ単純に「気づいていないだけ」ということもありますので(気づかないこと自体、人間としてどうなんだろう?という不安はありますが…)、何が悪くて、何をして欲しいのか、具体的に伝えることで、人並みの感覚を取り戻せる可能性もあります。
しかし、いくら説明しても、お願いしても、改善しようとしない人間もいます。今までの自分を変えようとせず、環境も時代も変わっているのに、これまで通り、成長せずに過ごそうとする人です。
このような人とは、一緒にいても意味がないと、私は考えます。
自分のことしか考えられない、自分のことで精いっぱい、という時期は誰にでもあります。妊娠中なんかは、自分のことで精いっぱいで、他人に気を遣っている余裕はないですよね。
旦那さんにも、そういう時期があるのかもしれません。でも、それがずっと続くようであれば、それは、結婚してはいけない男です。同居の話の前に、結婚生活を続けられるかどうか、再度検討してみましょう。
同居を断る方法
上記記事を読んで、「やっぱり同居は無理だ…」と感じたのであれば、きっぱりと断りましょう。
「でも、やっぱり断りにくい……」そう思ってしまうのも無理はありません。以下の記事を読んで、意思を固めてください。
嫌われる勇気を持つ
人間は、どうしても「嫌われたくない」と思ってしまうものです。いくら自分が嫌いな相手でも、相手から嫌われると残念な気持ちになりますよね。
「嫌われる勇気を持つ」とは、自分自身を正直に表現し、他人から嫌われることを恐れずに自分自身を生きるということです。
旦那さんに対して自分の気持ちや考えを正直に伝えることが必要です。ただし、相手を攻撃するような言い方や、自分勝手な主張は避け、相手の気持ちを考慮した上で話を進める必要はあります。
また、義家族に嫌われたら困る、という気持ちもありますよね。義家族との仲がギクシャクすると、今後生活しづらくなってしまうことが予想されます。
でももし、この勇気を持つことができたら、たとえ義家族から嫌われたとしても、自分自身が選んだ道を進むことができるようになります。
そして、仮に旦那さんとの間に亀裂が入ったとして、あなたの希望を伝えただけで亀裂が入るような関係なら、一生続ける必要はありますか?同居の話が出た時は、「本当にこの人と一生一緒に生きていくことができるか?」をもう一度真剣に考える機会にしましょう。
離婚も視野に入れる
同居を断ろうと考えたときに、いざとなったら離婚する心がまえが必要です。
というのも、「旦那のことは好き。だから旦那の希望を聞いて、仕方なく同居することに決めた」という場合、たいていは上手くいかず、結果的に離婚に至る例も少なくありません。
旦那さんが、あなたの意見を聞き入れずに同居を押し進める時点で、あなたよりも自分の実家が大切だと考える人間なのです。そんな人間と一生添い遂げるのは、無理です。早々に見切りをつけましょう。
同居=親孝行 と考えてしまうと感覚が鈍ってしまいますが、何かを強要する人とは距離を置くべきです。これが、必要のない50万円の壺を買うことを強要されたら、あなたは断るでしょう。それと同じで、同居であっても、嫌だったら強要されても受け入れてはいけないのです。
自分を大切にしましょう。
どちらにしても、強要された関係は、よっぽどの努力がない限り上手くは行きません。同居を強要する旦那さんとは、今のうちに離婚しておいた方が良いと、私は考えます。
それでも同居を選ぶ場合の心がまえ
上記を読んで、同居のデメリットは納得した。でも、それでもどうしても「同居を受け入れる」と決める場合もあるでしょう。
その場合は、以下の3点をしっかりと確認してください。
「同居は自分で選んだこと」としっかり認識する
同居を決めたのは自分自身であることを、しっかりと認識しましょう。
「旦那が同居したいって言うから、仕方なく…」
「姑が同居じゃなきゃダメだというから、本当は嫌だったけど同居になった」
気持ちはどうであれ、最終的に決断したのはあなたです。同居が嫌なら離婚という手もありました。
厳しいようですが、同居はあなたが最終的に選んだことなのです。
「だから我慢して嫁いびりにも耐えてください」という意味ではありません。
同居「させられた」と考えると、旦那さんやお姑さんから別居を言い渡されないと別居できなくなってしまいます。そうではなく、自分で別居を選択することができるし、同居を続けて人間性を磨く修行ととらえることもできる、ということです。
あなたは牢屋に入れられたのではなく、自分で扉を開けて入ったのです。
だから、自分で扉を開けて出ることも可能なのです。
そこを忘れないようにしましょう。
毒義両親だった場合に備えて逃げる準備をしておく
世の中には、本当に毒にしかならない人間も、残念ながら存在します。
そのような人間と出会ってしまった場合は、相手を変えようとしても無駄なので、逃げた方が良いです。
しかし、一度同居を決めてしまうと、なかなか別居するのは至難の業。そんなときのために、逃げる準備をしておくと良いでしょう。
いざというときのために、旦那さんの考えを聞いておく必要があります。ただし、最初は調子の良いことを言って、いざ別居を希望すると動いてくれない旦那さんは多いです。
そんなときは、旦那に頼らず、自分ひとりでも逃げる覚悟を決めましょう。
子どもがいない場合は、とりあえずお金の準備をしっかりしておけば良いでしょう。お金があれば、家を飛び出してきてもどうにかなります。同居を選ぶ場合、専業主婦になってしまうと、逃げることが難しくなります。
可能であれば、専業主婦になる前に、同居でやっていけるかどうかを確かめた方が良いでしょう。
子どもがいる場合は、お金の他に、頼れる人がいるかどうかを考えておきましょう。実家の両親は助けてくれるか?行政のサポートは受けられるか?など、自分の味方になりそうなものをかき集めてください。
知識があるのとないのとでは、気持ちに大きな差があります。
いざとなったときに、頼る先があることが分かっていると、心の安定にもつながります。備えあれば患(うれ)いなし、です。
同居から学ぶ覚悟を、再度決める
毒義両親ではなかった場合でも、やはり育った環境とは違う場に身を投じるわけなので、すぐに適応するのは難しいでしょう。
義両親のやさしさだと、頭では分かっていても、気持ちは拒否してしまう…。
そんなことも、これから起こると思います。
意地悪な人達ではなかった場合は、そこで人生修行をする覚悟を決めましょう。
こちらの記事をお読みください(*˘人˘*)
同居は、人間的に成長するチャンスです。同居でも幸せにやっていけるようになると、人生すべてが上手く回るようになってくるはずです(*^_^*)
まとめ:同居で人生ダメになるくらいなら、自己中になって自由を勝ち取ろう!
以上、同居の話が出たときに断ることができない理由と、断る方法についてお話しました。
同居したが故に人生がくるい、不幸の道を歩んでいる人が多いのは事実です。しかし、同居は悪いことばかりではないことは、これも真実です。
あなたの人生の責任は、あなたしか取れません。同居でストレスをためたからといって、旦那や義母のせいにはできないんですね。仮に、旦那や義母のせいにしたところで、あなたの人生は何も変わりません。
なので、自己中でも良いので、自分の幸せを自分でつかみに行きましょう!そうすれば、現実の方がだんだんとあなたについてきます(*^_^*)