生きていれば、嫌な出来事はたくさん起こりますよね。その「嫌な出来事」、実は、あなたが幸せになるために起きているって知ってましたか?
この記事では、嫌なことが起こる理由と、起きたときの対処法についてお伝えします(*^_^*)
嫌な出来事はなぜ起こるの?
嫌なことは起きないに越したことはない。
だれもがそう思っているでしょう。しかし、私たちが幸せに生きるためには、嫌な出来事が必要なのです。
以下で、嫌なことが起こる理由を解説します。
良いことを際立たせるための演出
あなたは、物語は好きですか?
マンガやアニメ、ドラマ、映画…。いろんな物語がありますが、それらのほとんどは、作中で何かしらの事件や問題が起きています。
考えてみてください。事件や問題が起こらない漫画やアニメって、面白いですか?
まぁ、面白い作品もあるかもしれませんが……。事件や問題が起こって、それを主人公たちが解決し、成長していくのが、漫画やアニメの面白いところですよね。
現実世界も同じです。
ゲームに負けることがあるから、勝ったときはとても嬉しいし、普段食べられないお寿司だけど、特別な日に食べに行くから、余計に美味しく感じる。いくら大好きなお寿司でも、毎日食べていたら、「もうしばらくいらないかも」となりますよね。
事件や問題が起こるからこそ、考えたり行動を変えたりし、人間として成長していけます。もちろん、本を読むことでも成長できるかもしれませんが、私の経験上、体験ほどの効果はないように思います。まさに「百聞は一見に如かず」です。
嫌な出来事は、あなたの人生に彩を与えてくれるスパイスなのです。
「このままじゃダメ」というサイン
カエルが入っている水を、少しずつ温めていくと、カエルは逃げ出すことなく茹で上がってしまう…。
そんな話を聴いたことがありますか?
水は、徐々にお湯になっていて、最終的には熱湯になるのに、カエルは自分がつかっている水が温まっていることに気付かないんですね。熱くなったら逃げれば良いのに、温まっていることに気付かないので、逃げる必要性を感じないまま、死んでしまうのです。
でも、カエルが、お湯になってきていることに気付いたとしたら、どうするでしょうか?
もちろん、カエルは逃げ出します。茹で上がりたくないですからね。
「嫌だな」という感情は、あなたが、そこから逃げ出すために感じている可能性があります。
職場でイジメられるのであれば、そこから早く抜け出しなさいというサインかもしれません。
悪いカルマの消化
法に背くことをしたら裁かれます。「悪いことをした罰」というと語弊がありますが、やってしまったことの後始末と考えるとしっくりくるでしょうか。
行きたい方向と逆の電車に乗ってしまったら、とりあえず次の駅で降りて、戻らないといけません。それと同じで、逆方向に進んでしまったから、もとの位置に戻ろうとしているような状態なのかもしれません。
この場合、どうあがいても良い方向に向かっている気がしない、ということが起こり得ます。
嫌なことが起こったときの対処法
それでは、嫌な出来事が起こったときには、どのように対処すれば良いのでしょうか。
幸せを感じられることに感謝する
嫌な出来事は、あなたの人生を彩るスパイスです。嫌な出来事が起こるから、良い出来事が際立って幸せに感じるのです。そんなときは、感謝の心を思い出しましょう。
下がった後も下がりっぱなし、という坂道はありません。下がった後は、必ず上がると思っていいでしょう。次に上がるときまで、ワクワクして待つのはいかがでしょうか?
上がって下がっての差を楽しむのも良いでしょう。
嫌なことがあると、悲劇のヒロインになり切ってしまうのが人間ですが、一度客観的に見る努力をしてみましょう。実は、あなたの置かれている状況は、悲劇ではなく喜劇だったことに気付くかもしれません。
魂を成長させる努力をする
嫌な出来事があったときは、魂を成長させるチャンスです。今までの自分だったら、嫌だと感じて不機嫌になっていたであろうことも、見方を変えることで嫌な出来事ではなくなるかもしれません。
変化することを恐れないでください。
あなたは、目の前の嫌な出来事をマイナスだととらえているかもしれませんが、プラスと感じるあなたがいても良いのです。「今までマイナスだったんだから、これはマイナスだ」と決めつけず、「今まではマイナスだと思っていたけど、プラスにもなるんじゃない?」と考えてみましょう。
固定観念が、あなたの幸せを邪魔している可能性もあります。こちらの記事で、固定観念を手放す方法を紹介しています。
耐える必要があることもある
あなたが蒔いた種が、今実っている可能性もあります。過去にシカトしてしまった友達からシカトされているとか、一度感情的に怒鳴ってしまったら子どもが懐かなくなってしまったなど、過去の「やってしまった」が、今尾を引いているのであれば、あなたはそれに耐える必要があります。
こちらの本には、「いくら冷やし中華が食べたくても、先にカツ丼を10杯注文してしまったのであれば、カツ丼を全部食べ切らないと冷やし中華は出てこない」というような例えがあります。
これは、宇宙へのオーダーのことを言っていますが、嫌な出来事も自分で引き寄せてしまったものは、受け取る必要があると感じています。
ただし、この場合気をつけていただきたいのは、「ただ耐えるだけ」ではダメだということ。どうすれば、この嫌な状況から脱却できるかを考えたり、いつでも変化し、良い方向に進む気持ちを忘れずに持つ必要があります。
まとめ:嫌な出来事は、もっと幸せになるための踏み台
以上、嫌な出来事は幸せになるために起きている、ということをお話しました。
嫌だな、という感情に支配されず、「嫌なことが起こった、さて、どうしよう?」と、前向きにとらえられるようになると、人生が楽しくなりますよ(*^_^*)