嫁姑学習のすすめ

【嫁姑の困りごと】姑の価値観を子どもに押し付けてくる!

精いっぱい未経験の子育てをしていて、気持ちにも余裕がないときに、義両親からなんやかんやと言われると頭に来ることもあると思います。

「姑がもっとこういう人だったら…」

「もっとこうしてくれたら良いのに!」

「なんで一生懸命やってるのに、そんなこと言うの!?(泣)」

等々、不満をたくさん持っていることでしょう。

今回は、その中のひとつ、「自分の価値観を押し付けないで欲しい」という困りごとについてお話します。

たとえば、うちの姑は「忘れ物は絶対にしちゃダメ」という信念を持っています。

本人から聞いたわけではないですが、たぶんそうだろうと、姑を見ていると思います。

私が何かを忘れたりすると「ダメなママだねー!!」と子どもたちの前で私を非難します。

以前、年長長男と年少次女が、口をそろえて「絶対忘れ物しないママになってね!」と言ってきたことがあります。

姑に「ママに言ってね」って言われたんだろうなぁと思うのですが(笑)

で、私はというと、

「忘れ物はしないに越したことはないが、間違えて忘れてしまったら『ごめんなさい』をする。

その代わり、誰かが忘れ物をしても許してあげる」

という信念を持っています。

忘れ物を絶対しないなんて、人間である限り無理ですからね(^^;

だから、姑が何かを忘れたり失敗したりしても、何も言わずに許容します。

やっちゃったことを責めても仕方ないですからね。

正直、言ってるそばから失敗したり忘れ物をしたりする姑を見ると、「ほら、無理でしょ…?」と思うわけですが…(^^;

私に姑の価値観を押し付けてくるのはもちろん嫌だったのですが、もっと嫌だったのが、子どもに姑の価値観を植え付けられることです。

「どうしてそういう教え方するの!?そんな考え方じゃ生きづらくなっちゃうじゃん!」

なんて思って、嫌な気持ちになっていました。

先日小2長女が

「ママよりもばぁばの方が正しいって、パパが言ってた」と言っていました。

結局、主人はそんなことは言っていないそうで、長女の思い違いのようなのですが…。

去年までの私だったら、そのセリフを聞いたら、もうイライラ、不安、不穏、主人に事実確認するまで気が収まらない、精神的にひどい状態だったと思います(^^;

でも、その時の私は「まぁ、長女がそう思うなら、それでも良いか」と思えたのです。

結婚して8年、義両親と付き合ってみて、考えを改めました。

「義両親の価値観に染まって欲しくない」

「私と同じ価値観になって欲しい!」

「子どもを自分の支配下に置きたい、自分の味方になって欲しい」

という気持ちが働いているんだろうなぁと思ったわけです。

大げさに言うと「自分の所有物にしたい」という感覚なのだと思います。

自分が子どもの時のことを考えると、小さいときは、甘やかしてくれるじぃちゃんやばぁちゃんが大好きで、母親よりもじぃちゃん、ばぁちゃんといる方が良いと思っていた時期もありました。

ただ、ある程度大きくなるとじぃちゃん、ばぁちゃんの考え方が古いことや、「私を甘やかしているだけで、成長させてくれようとはしていない」ということに気づき、最終的に頼るのは母親になっていました。

だから、最終的には子どもたちは私のところに戻ってくる――

と言いたいわけではないですが、私がそうだったように、時期によって自分で判断し、自分に都合の良いように大人を使うことができるのではないかと思うのです。

子どもは、小さいけれど、一人の人間なんだよな、と。

私でも主人でも、姑でも舅でも、自分が見本にしやすい大人を参考にして

自分が生きやすいように生きてもらえるのが一番。

そう思えるようになりました。

まぁできれば、反面教師にされるよりは、「こうなりたい」と思ってもらえた方が良いですけどね(笑)

あなたは、ご自分のお子様のことを一人の人間として見れていますか?あなたの所有物として見ていますか?

ABOUT ME
あおいわし
旦那の実家の敷地内に家を建て、同居のような生活を送る三児のママです。心の葛藤→成長を繰り返し、今はいろいろありながらも、義両親とも仲良くやっています。この経験を活かし、今現在、嫁姑問題で悩んでいるお嫁さんのお手伝いをしたいと思い、ブログを書く日々です。